MENU
テニスひじなど関節の痛みが軽快するマッサージのやり方

テニスひじなど関節の痛みが軽快するマッサージのやり方

上腕二頭筋の下端は、ひじ関節をまたぎ、橈骨と尺骨に付着しています。上腕二頭筋をもみほぐして、上腕の血流がよくなると、肩関節周辺とひじ関節周辺の血行がよくなります。その結果、患部の緊張が緩んで、ひじの痛みや肩のコリが軽減すると考えられるのです。【解説者】班目健夫(青山・まだらめクリニック院長 自律神経免疫治療研究所所長)

痛くてさわれない 患部の緊張が緩む

いわゆる「テニスひじ」は、テニスでひじを酷使したとき生じやすいことからつけられた呼び名です。
しかし近年は、テニスとは無縁のかたが発症することも少なくありません。

原因は、いろいろ考えられます。まずは、加齢によるもの。
また、本人が意識していないものの、なんらかの作業で手や腕を酷使しており、それがひじの痛みを引き起こしているケースもあります。

さらに、リウマチの場合もあります。リウマチの炎症は、手足の指ばかりではなく全身に及びます。
なかでも、炎症の起こりやすい場所として、ひじ関節が挙げられます。

原因がなんであれ、ひじの炎症は痛みが強いため、直接ふれたり、マッサージしたりすることは難しいでしょう。
そんなとき、覚えておくと大変役に立つのが、力こぶほぐしです。

力こぶの筋肉(上腕二頭筋)の下端は、ひじ関節をまたぎ、前腕の二つの骨(橈骨と尺骨)に付着しています。
上腕二頭筋をもみほぐして、上腕の血流がよくなると、肩関節周辺と、ひじ関節周辺の血行がよくなります。

その結果、患部の緊張が緩んで、ひじの痛みや肩のコリが軽減すると考えられるのです。

42歳の女性Fさんはリウマチで来院しました。

右ひじは痛みが非常に強く、指先を動かすのもつらいとのこと。
ひじ関節を直接刺激することは、とてもできませんでした。

そこで、力こぶほぐしを指導し、自宅でも実践してもらいました。
すると、1ヵ月ほどで、ひじの痛みが軽快し、指も動かせるようになったのです。

力こぶほぐしのやり方

解説者のプロフィール

班目健夫
1954年、山形県に生まれる。1980年、岩手医科大学医学部卒業後、同大学院進学、第一内科入局。
1984年、医学博士号取得。2004年より東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック講師。
2011年、青山・まだらめクリニック自律神経免疫治療研究所を開設。
西洋医学の専門領域は内科、肝臓学、消化器内科。西洋医学と東洋医学のいいところを取り入れた統合医療を実践している。

●青山・まだらめクリニック
https://www.dr-madarame.com/

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
腱鞘炎やバネ指は、手を使うことが多いかたなら、だれもが起こす可能性のある指の障害です。バネ指というのは、わかりやすくいえば、腱鞘炎がひどくなったものです。腱鞘炎も、バネ指も、主な原因は指の使いすぎです。痛みやしびれを改善する一つの方法として、「手首押し」をご紹介します。【解説】田村周(山口嘉川クリニック院長)
更新: 2020-03-23 10:16:45
野球肘は予防が第一。もし、野球肘になっても、早く発見し適切な対策を行えば、早期復帰につながり、野球を諦める必要もありません。野球が大好きな子どもたち、野球をしているお子さんを持つ保護者の方々、少年野球の指導者の方々に、この記事をぜひ読んでいただきたいと思います。【構成】ケンカツ!編集部
更新: 2019-09-10 22:10:00
手首や指の付け根に腫れや痛み、動かしにくさが生じる「腱鞘炎」。腱鞘炎は適切な治療を行えば、短期間で確実によくなる病気。ここでぜひ知っていただきたいのが、腕や手・指を専門的に治療する診療科「手外科」の存在です。【解説】福本恵三(埼玉成恵会病院 埼玉手外科研究所所長)
更新: 2019-09-10 22:10:00
慢性的な痛みで来院する方の多くは、炎症が起こって痛んでいるわけではなかったのです。痛みを取るには、その場所に影響を与えている筋肉のこわばりをほぐすことが必要です。「わきもみ」は大胸筋をほぐす手当て法で、大胸筋がこわばって起こる五十肩や腱鞘炎、股関節痛の改善に役立ちます。【解説】平野薫(ひらの整形外科クリニック院長)
更新: 2019-09-10 22:10:00
産後腱鞘炎が増えています。赤ちゃんの世話や家事で手に負担がかかることで、親指に痛みやしびれが発症したり、病院でドケルバン病、手根管症候群と診断されたりすることも。ホルモンバランスの変化が原因のことが多いのですが、私は、それ以外にお腹の「筋肉」も原因の一つと考えています。【解説】高林孝光(アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長)
更新: 2019-09-10 22:10:00
私は鍼灸師で、日本で一般的に行われている鍼灸治療のほか、「手指鍼」を取り入れた治療を行っています。手指鍼はその名のとおり、手や指にあるツボを鍼などで刺激して、病気や不調を改善する治療法です。【解説】松岡佳余子(アジアンハンドセラピー協会理事・鍼灸師)
更新: 2020-04-27 10:34:12
腱鞘炎やバネ指は、手を使うことが多いかたなら、だれもが起こす可能性のある指の障害です。バネ指というのは、わかりやすくいえば、腱鞘炎がひどくなったものです。腱鞘炎も、バネ指も、主な原因は指の使いすぎです。痛みやしびれを改善する一つの方法として、「手首押し」をご紹介します。【解説】田村周(山口嘉川クリニック院長)
更新: 2020-03-23 10:16:45
筋肉がこわばると、体を支えている骨格のバランスがくずれて、ぎっくり腰を起こしやすくなります。ぎっくり腰に即効性があるのが、手の甲にある「腰腿点」(ようたいてん)という反射区を利用した「指組み」治療です。この「指組み」のやり方をご紹介します。【解説】内田輝和(鍼メディカルうちだ院長・倉敷芸術科学大学生命科学部教授)
更新: 2020-03-02 10:09:34
慢性的な首のこり、こわばり、痛みといった首の不調を感じたら、早めに、まずは自分でできる首のケアを行うことが大切です。【解説】勝野浩(ヒロ整形クリニック院長)
更新: 2020-02-25 10:06:07
首がこったとき、こっている部位をもんだり押したりしていませんか? 実は、そうするとかえってこりや痛みを悪化させてしまうことがあります。首は前後左右に倒したりひねったりできる、よく動く部位です。そして、よく動くからこそ、こりや痛みといったトラブルを招きやすいのです。【解説】浜田貫太郎(浜田整体院長)
更新: 2020-02-17 10:18:14

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt