MENU
歩き過ぎと肥満で膝が痛い!「片足立ち」「スクワット」で改善した体験談

歩き過ぎと肥満で膝が痛い!「片足立ち」「スクワット」で改善した体験談

私は片足立ちとスクワットを、毎日実行するようにしました。すると、ひざの痛みがだんだん軽くなっていきました。整形外科からもらう、痛み止めの薬も必要なくなったのです。また、以前は平衡感覚をなくして、めまいやふらつきがありましたが、それも今ではなくなりました。【体験談】船橋昭夫(東京都●60歳●公務員)

ふらつくときはイスにつかまって行う

注射を打っても痛みはぶり返す

 私は3〜4年前から、ひざに痛みを感じるようになりました。その原因は、おそらく歩き過ぎでしょう。
 1日1万歩を歩くと健康にいい、とそのころよくいわれていて、私も毎日1万歩以上歩いていました。ところが、私は体重が80kgもあったため、ひざに大きな負担がかかってしまったのでしょう。健康になるどころか、逆に、ひざ痛に苦しめられるようになったのです。

 特に困ったのは、通勤や買い物のときです。駅の階段を上り下りしたり、荷物を運んだりすると、ひざに激痛が走るようになりました。また、正座もできなくなり、そのためいつも、足をくずして座るしかなかったのです。
 あまりに痛みがひどくなったときには、整形外科に行って、ひざに注射を打ってもらいました。しかし、一時的に痛みは消えるものの、何日か過ぎると、痛みはまたぶり返します。

 痛み止めの薬をもらって飲むようになり、医師からは、「なるべく体重を減らすように」と注意も受けました。
 とはいえ、ひざが痛いので運動はあまりできません。軽く散歩したり、プールの中でウォーキングをしたりしましたが、やせることはできませんでした。食事制限もなかなか難しく、ひざ痛も治らないままでした。

平衡感覚がついてふらつきも解消!

 そんなときに、ある健康雑誌で、 「片足立ち」 と「スクワット」がひざ痛にいいことを知ったのです。どちらも、そんなに大変そうではありませんでした。
 片足立ちは、イスの背やテーブルにつかまって、片足で立つということを、左右それぞれ1分ずつ行うだけ。スクワットも、5〜6回行うだけでした。これなら、ひざに痛みがあってもできそうです。

 そこで、私は片足立ちとスクワットを、毎日実行するようにしました。どちらも、簡単に短時間でできるのがいいところです。これを、気づいたときに努めて行うようにしました。1日平均5〜6回は実行していたと思います。
 すると、ひざの痛みがだんだん軽くなっていくのが実感できました。そして、始めて4ヵ月が過ぎたころには、すっかり痛みが消失していたのです。
 もう、階段の上り下りが苦ではなくなったので、どれだけ通勤が楽になったか知れません。あれほど痛かった正座も、全く問題なくできるようになりました。

 おかげで、整形外科に通わなくても済むようになりました。痛み止めの薬も必要なくなったのです。
 ところで私は、以前はときどき立ち上がるときに平衡感覚をなくして、ふらつくことがよくありました。また、駅などでエスカレーターに乗るときに、バランスをくずして危ない思いをすることもありました。
 ところが、片足立ちを続けていたら、平衡感覚が養われたのか、立ち上がるときにふらつかなくなり、エスカレーターにも難なく乗れるようになったのです。
 片足立ちとスクワットは、足腰の筋肉を効率的に鍛えられるということです。これからも続けて、年を重ねても元気に歩きたいと思っています。

正座も全く問題ない!

食事制限で筋肉が落ちひざ痛が悪化することも(伊奈病院整形外科部長 石橋英明)

 肥満が関節に負担となり、ひざ痛になるケースは少なくありません。
 とはいえ、食事制限だけで体重を減らせば改善するかといえば、そうではありません。食事制限で筋肉が落ち、ひざ痛が逆に悪化することも考えられるのです。
 食事や間食の量を減らすと同時に、下肢の筋力をアップさせる片足立ちとスクワットがお勧めです。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連するキーワード
関連記事
私は鍼灸師で、日本で一般的に行われている鍼灸治療のほか、「手指鍼」を取り入れた治療を行っています。手指鍼はその名のとおり、手や指にあるツボを鍼などで刺激して、病気や不調を改善する治療法です。【解説】松岡佳余子(アジアンハンドセラピー協会理事・鍼灸師)
更新: 2020-04-27 10:34:12
夫は脳梗塞を患って以来、家にこもりがちでしたが、43円療法を試したところ、その場でぼんやりとしていた目が輝き始めました。最初は渋っていた夫でしたが、体の軽さを自覚したようで、先日は、通院の帰りに、夫と二人でスーパーへ寄り道もしてきました。きっと体と気持ちにゆとりができたのでしょう。【体験談】坂本環(仮名・主婦・76歳)
更新: 2019-09-10 22:10:00
変形性股関節症のため左右の股関節を手術で人工関節に換えています。手術後は痛みが消え生活に支障はありませんでしたが1~2年ほど前、違和感を感じるようになりました。長く歩くと左の股関節の外側が突っ張るような不快な感じがしたのです。しかし、この不快感も43円療法をすれば消えるのです。【体験談】井上亜紀子(仮名・無職・78歳)
更新: 2019-09-10 22:10:00
私は、へそさすりをする時間を特に決めていません。思いついたときに1日2~3回、それぞれ5分ほどやっています。それまでは、足を着くと「痛い!」と感じていましたが、その痛みが弱くなってきたのです。また、両ひざのあちこちに移っていた痛みも、発症する頻度が減ってきました。【体験談】朝倉米子(主婦・79歳)
更新: 2019-09-10 22:10:00
15秒ですらきつかった姿勢の維持も、1分以上維持できるようになりました。徐々に、しかし確実に、体は変わっていきました。腰痛はすっかり消え、右ひざの痛みもいつの間にか消えていたのです。おなかの冷えからくる腰痛もなくなりました。【体験談】朝倉啓貴(派遣インストラクター・49歳)
更新: 2019-09-10 22:10:00
最新記事
私は鍼灸師で、日本で一般的に行われている鍼灸治療のほか、「手指鍼」を取り入れた治療を行っています。手指鍼はその名のとおり、手や指にあるツボを鍼などで刺激して、病気や不調を改善する治療法です。【解説】松岡佳余子(アジアンハンドセラピー協会理事・鍼灸師)
更新: 2020-04-27 10:34:12
腱鞘炎やバネ指は、手を使うことが多いかたなら、だれもが起こす可能性のある指の障害です。バネ指というのは、わかりやすくいえば、腱鞘炎がひどくなったものです。腱鞘炎も、バネ指も、主な原因は指の使いすぎです。痛みやしびれを改善する一つの方法として、「手首押し」をご紹介します。【解説】田村周(山口嘉川クリニック院長)
更新: 2020-03-23 10:16:45
筋肉がこわばると、体を支えている骨格のバランスがくずれて、ぎっくり腰を起こしやすくなります。ぎっくり腰に即効性があるのが、手の甲にある「腰腿点」(ようたいてん)という反射区を利用した「指組み」治療です。この「指組み」のやり方をご紹介します。【解説】内田輝和(鍼メディカルうちだ院長・倉敷芸術科学大学生命科学部教授)
更新: 2020-03-02 10:09:34
慢性的な首のこり、こわばり、痛みといった首の不調を感じたら、早めに、まずは自分でできる首のケアを行うことが大切です。【解説】勝野浩(ヒロ整形クリニック院長)
更新: 2020-02-25 10:06:07
首がこったとき、こっている部位をもんだり押したりしていませんか? 実は、そうするとかえってこりや痛みを悪化させてしまうことがあります。首は前後左右に倒したりひねったりできる、よく動く部位です。そして、よく動くからこそ、こりや痛みといったトラブルを招きやすいのです。【解説】浜田貫太郎(浜田整体院長)
更新: 2020-02-17 10:18:14

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt
get_app
ダウンロードする
キャンセル