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血管年齢マイナス6歳!私の体を変えた食べ物は「味噌」お気に入りは黒酢入りみそ汁

血管年齢マイナス6歳!私の体を変えた食べ物は「味噌」お気に入りは黒酢入りみそ汁

「みそ汁を飲みなさい。そんな肌荒れくらい、すぐに治るよ」と勧められたのも、みそ汁を飲む大きな動機となりました。翌日から、毎日みそ汁を飲みました。すると、ボロボロだった肌が2ヵ月で生まれ変わったのです。便秘も解消して、毎日快腸です。冷え症も改善し、真冬でも手足の冷えを感じません。【体験談】藤本智子(ミソガール)

プロフィール

藤本智子(ふじもと・ともこ)
1985年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011年ミソガールとして、みその普及啓蒙活動を開始。12年「みそソムリエ」取得。14 年「ジャパン味噌プレス」創刊。みそ関連イベントの企画・運営、情報発信、商品開発など、多方面で活躍中。
●ジャパン味噌プレス
http://misopress.jp/

便秘が解消し毎日快腸!真冬でも手足が冷えない

私は現在、みその普及のために、イベントや「みそまる(みそにだしと具材を混ぜて団子にした物)」のワークショップ、メディアへの出演など、多角的に活動しています。
私が「ミソガール」を名乗るようになって、7年が経過しました。その間、私はどんどん健康になって、悩みだった肌荒れもすっかりよくなりました。

ミソガールになる以前の私は、毎日体調が悪く、アトピー性皮膚炎で肌はボロボロでした。
そのころは、服飾関係の会社に勤め、並行してモデルの仕事もしていたので、かなりハードな生活を送っていました。外食やコンビニ食、ファストフード中心の食生活だったうえ、ダイエットもしていたので、立ちくらみやふらつきが日常茶飯事でした。お通じも3日に1回あればいいほうだったのです。

アトピーが悪化したため、思い切って仕事を辞め、引きこもるように暮らしていました。そんな生活を3ヵ月ほど送っていたのですが、あるとき、ご縁があって、広島大学名誉教授の渡邊敦光先生にお目にかかる機会を得ました。渡邊先生は、みそ研究の権威です。

渡邊先生から、みそに関する科学的な研究や、みそが持つ効果効能についてお話を伺い、「みそが体を変えてくれる」と直感しました。また、私の肌を見た渡邊先生から「みそ汁を飲みなさい。そんな肌荒れくらい、すぐに治るよ」と勧められたのも、みそ汁を飲む大きな動機となりました。

翌日から、毎日みそ汁を飲みました。すると、ボロボロだった肌が2ヵ月で生まれ変わったのです。今では、アトピーの痕跡もなく、素肌に自信が持てるほどになりました。

便秘も解消して、毎日快腸です。冷え症も改善し、真冬でも手足の冷えを感じません。
カゼもひかなくなりました。ミソガールになって以来、薬も病院もごぶさたです。

血管年齢が実年齢より6歳若く医師ビックリ!

酢みそ汁を飲むようになったのは、ミソガールになって間もなくです。
鹿児島の醸造会社を訪問し、みそと同じ発酵食品である黒酢について、取材しました。

そのときに「酢をみそ汁に入れると栄養価も高まるし、味もよくなるよ」と教えてもらい、すぐに試したのです。
みそ汁に、小さじ3分の1程度の酢を加えるだけで、味に深みが増します。そのうえスッキリして、とても飲みやすくなります。酢の種類はお好みでいいと思いますが、私は黒酢を入れています。

お勧めの酢みそ汁を一つ、ご紹介しましょう。ニンジン、シイタケなどの野菜と春雨を具材にし、ラー油と黒酢を加えた酸辣湯風みそ汁です。これなら、酢みそ汁初心者でも、抵抗なく飲めると思います。

ミソガールの仕事は、華やかな面ばかりでなく、力仕事もあります。出張も多く、ほんとうにハードスケジュールですが、みそや酢などの発酵食品を毎日とっているおかげで、疲れがたまりません。

私が1日にとるみその量は、約100gです。まず、みそ汁を毎日5杯以上飲んでいます。
それ以外にも、調味料としてみそを使うので、この量になります。料理にも塩ではなく、みそを使っています。(注:体質は人それぞれで、少量の塩分で血圧が上がる人もいます。血圧や血糖値が高めで通院や治療をしている人は、主治医の指示に従ってください。)

調味料では、酢もよく使います。特に、みそを合わせて酢みそにすると、和え衣やドレッシングなど、いろいろな料理に活用できます。

ところで、皆さんのなかには、「みそをたくさん食べたら、塩分のとり過ぎで体に悪いのでは?」と思われるかたもいらっしゃるでしょう。
実は今年の5月、NHKの『BSプレミアム 味噌から発見! 美容パワー』という番組で、私の血圧と血管の状態を調べていただきました。

私の日々のみそ摂取量は約100gで、含まれる塩分は12g。厚生労働省の勧める成人女性の塩分摂取量は7gですから、それに比べると、かなり取り過ぎです。

ところが、病院で検査したところ、最大血圧は107㎜Hg、最小血圧は71㎜Hg(基準値は最大血圧が140㎜Hg未満、最小血圧が90㎜Hg未満)。
さらに、私は今33歳ですが、血管年齢は実年齢よりも6歳も若い27歳という結果でした。血管年齢は、血管の柔軟性を測定して算出されます。

みその摂取量に驚いていた医師は、検査結果を見て、さらに驚いていました。
みそには、解明されていない健康効果が、まだまだたくさんあるそうです。皆さんも、おいしくて健康効果の高い酢みそ汁を、ぜひ飲んでください。

酢みそ汁などの和食で不調改善が期待できる(東京農業大学名誉教授 小泉幸道)

酢もみそも、日本古来の優れた発酵食品です。食生活の乱れが原因の不調は、酢みそ汁などを含む和食を心がけることで、改善が期待できるでしょう。

ただ、みそを毎日100gとるのは多いと思います。藤本さんは血圧などに影響はないようですが、体質は人それぞれで、少量の塩分で血圧が上がる人もいます。血圧や血糖値が高めで通院や治療をしている人は、主治医の指示に従ってください。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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