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ゆうきプログラムで坐骨神経痛を改善できた!股関節痛には「横の足上げ」体操がいい

ゆうきプログラムで坐骨神経痛を改善できた!股関節痛には「横の足上げ」体操がいい

驚いたのは、体操を教わった直後の出来事です。「走ってみてください」先生がそうおっしゃったのです。足を引きずりながら治療院にたどり着いた私です。まさか走れるわけが…、と思いながら足を動かしました。すると、本当に走れるではありませんか。まるで先生に魔法をかけられたかのようでした。【体験談】阿部道子(仮名・主婦・73歳)

歩くのも座るのも痛いしつらい

娘が大谷内輝夫先生の本をプレゼントしてくれたのは5年前です。きっと杖が手放せない私のことを見かねたのでしょう。

私の足が悪くなったのは9年前からでした。最初の症状は足を広げるときの違和感でした。右足に引っかかるような感覚があり、太ももの動きが悪くなったと思っていました。
それから間もなくして、右の太もも周辺にじんわりした痛みが出始めました。歩くのがつらくなり、自宅の階段は四つんばいになって上っていました。

最も困ったのが、腰からお尻にかけていつも痛いことです。イスに座るのも難しいし、爪を切ることもできません。あおむけにもなれず、常に横向きで寝るようになりました。

整形外科に行くと、座骨神経痛との診断で、「この年にはよくあること」と言われました。痛み止めと胃腸薬が処方され、しばらくはそれでしのいでいたのですが、しだいに薬で胃が荒れるようになったのです。
ついには、じんましんが出るようになり、薬は飲めなくなってしまいました。大谷内先生のことを知ったのは、ちょうどそんなときだったのです。

先生の治療院に行ったのは、2013年8月でした。さっそくゆうきプログラムを教わり、これで痛みの軽減が期待できると聞き、心強く思いました。

驚いたのは、体操を教わった直後の出来事です。「走ってみてください」。先生がそうおっしゃったのです。
足を引きずりながら、治療院にたどり着いた私です。まさか走れるわけが……、と思いながら足を動かしました。

すると、本当に走れるではありませんか。まるで先生に魔法をかけられたかのようでした。
この経験で効果を確信した私は、毎日40分ほどかけてゆうきプログラムの体操を行うようになりました。

起床後にまずトイレに行き、その後に布団の上で40分間、寝た姿勢でできる体操を行います。
トイレに行くときは足に痛みがありますが、体操後は、その痛みがなくなります。このことで効果を日々実感できました。

痛みが再発しても体操をすると回復する

特にいいと感じるのは「足の横上げ」です(「ゆうきプログラム」のやり方参照)。たまたまこの体操を忘れる日が数日続いたところ、立ち上がるときに右股関節に痛みを感じるようになりました。

それに気付いて体操を再開したところ、痛みがなくなったのです。以来、「これはいい体操」と思いながら取り組んでいます。
残りの体操は、テレビを見ながら10分ほどかけてやっています。

そうやって体操を続けるうちに、痛みがない時間がどんどん増えていきました。足を引きずらずに歩けるようになり、外出時の杖も不要になりました。それどころか、急ぐときなど自然にかけ足になってしまい、そのことに自分でびっくりすることもあります。

しかし、痛みがないからと、庭の草取りをしたときなどは、やはり痛みがぶり返してしまいます。ですから、油断は禁物、と自分を戒めています。
その一方で、痛みが出ても大丈夫という安心感もあります。しばらく休んでから体操を再開すれば、いい状態を保てるのがわかっているからです。

今年に入ってからは、また一つ改善がありました。長らく困っていた、イスにお尻をつけたときの痛みがとうとうなくなり、あおむけで寝られるようになったのです。おかげで深く眠れるようになりました。

「年だからしかたない」とあきらめていたら、今の生活はなかったと思います。年齢に関係なくできることはある。それを教えてくださった大谷内先生に、心から感謝しています。

外出時の杖も不要になった

痛みが消えても継続することが大切(ゆうき指圧院長 大谷内輝夫)

これまで体操を指導してきた股関節痛のかたの、実に90%以上に効果があったのが「足の横上げ」です。股関節痛の人は、大殿筋・中殿筋・小殿筋といった筋肉が減りがちですが、足の横上げで大腿筋膜張筋を鍛えて調整することで、わずかに残ったこれらの筋肉の活性化が望めます。
いったんらくになっても、くれぐれも油断せず、生活の一部として続けてください。

この記事は『安心』2018年10月号に掲載されています

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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