簡単に作れて味にクセがほとんどない
市橋研一先生が院長を務める市橋クリニックに通い始めたのは、2017年の初めごろです。きっかけは、娘のアトピー性皮膚炎でした。
娘は幼いころから、全身の湿疹と、つらいかゆみに悩まされてきました。症状が落ち着く時期もありますが、けっきょく再発してしまう、というくり返しだったのです。
近年は、特に症状が悪化していたようです。定期的に皮膚科に足を運んでは、いちばん強いステロイド剤を点滴で打ってもらっていました。
そんな生活を続けていたところ、いつしか娘の心の中に、「このままではいけない」という気持ちが芽生えたようです。そしてついに、「薬に頼るのではなく、自分の治癒力でアトピーを改善しよう」と決心したのです。
とはいえ、これまで薬を遠ざけたことは一度もなく、どうすればいいのか見当もつきません。そんなとき、娘の友人から紹介されたのが、市橋クリニックだったのです。
どうやら、その友人もアトピーに悩んでいたそうです。それが、市橋先生に診てもらったところ、整形外科でありながら、薬なしで症状が改善したとのことでした。
その話を聞いて、娘は早速、クリニックに行くことにしました。それがきっかけで、市橋先生には、今でも親子でお世話になっています。
さて、市橋先生から指導されたのは、「パンは食べない」「コーヒーは飲まない」といった食生活の見直しだけで、薬は全く処方されませんでした。そして、先生から強く勧められたのが、「オクラ水」です。
それ以来、私と娘は毎日、朝食前に、コップ1杯分のオクラ水を飲んでいます。
オクラ水の作り方は、市橋先生から教わったとおりです。とても簡単に作れますし、味のクセもほとんどないので、楽に続けることができます。
使用するオクラは、なるべく国産の物を選んでいますが、冬場はどうしても外国産が中心です。外国産だと、たまに驚くほど大きなオクラがありますが、そんなときは、半分に切ってから使っています。
また、残ったオクラは、ゴマ和えにしたり、ほかの野菜といっしょに炒めたりして食べています。いちばん多い食べ方は、ドロドロになるまでミキサーで撹拌して、ご飯の上にかけて食べることです。まるで、山形名物の「だし」のようで、おいしくいただけます。
こうしてオクラ水を飲み続けて半年が経ったころ、私の体に思わぬ変化が現れました。
まず気づいたのは、両足のかゆみが消えたことです。
私は、3年くらい前から、ひざから下にかゆみがありました。耐えられないほどのかゆみではありませんが、どうしても無意識にかきむしってしまうので、皮膚はボロボロでした。
そんな足のかゆみが、完全に消えたのです。かかなくなったおかげで、ボロボロだった両足の皮膚は、まるで別人のようにツルツルになりました。
2cm大の巨大コブが消失し手術の心配もなくなった

「足がキレイになった」と喜んでいたところ、別の変化にも気づきました。それは、下肢静脈瘤が消えたことです。
私の下肢静脈瘤は、かれこれ10年来の悩みです。両足に、ポコッとしたコブのような物がいくつもありました。特にひどかったのが、左足です。
左足のふくらはぎには、2㎝近くもある巨大なコブがあり、指で押すと痛みも感じていました。あまりの大きさに、「いずれ手術をしたほうがいいかな」と、不安に思っていたほどでした。
その巨大なコブが、どんどん小さくなっていき、魔法のように消えたのです。指で触ると、「ここにあった」という感覚だけは残りましたが、外から見ると、ほとんどわかりません。これなら、手術の必要はないでしょう。また、ほかの小さなコブも、いつしか消えました。
便通もよくなっています。もともとひどい便秘というわけではありませんが、毎朝、必ず1回、気持ちのいい排便が続いているのです。
一方、娘のアトピーですが、やはり長年の症状なので、劇的な変化は現れていません。しかし、少しずつですが、確実に症状は落ち着いてきています。薬をやめてもアトピーが悪化しないというのは、すごいことだと思います。
いつかきっと、娘のアトピーが改善する日が来ると信じています。そのためにも、オクラ水は、これからも親子で飲み続けるつもりです。

魔法のようにコブが消えた!
リンパ液が浄化されてかゆみや静脈瘤が改善(市橋クリニック院長 市橋研一)
皮膚にかゆみが生じるのは、リンパ液が汚れているためです。リンパ液が汚れると、毛細血管の流れに抵抗ができて、静脈の流れも悪くなります。こうして、静脈瘤ができやすくなるのです。
オクラ水を飲むと、末梢の循環がよくなるため、まず、リンパ液がサラサラになります。リンパ液が浄化されると、血流がよくなり、かゆみが改善します。そして、静脈の血流がよくなることで、静脈瘤も消えていくのです。
娘さんのアトピー性皮膚炎も同様です。薬を使わなくても症状が落ち着いてきているので、オクラ水を飲み続けていけば、改善が期待できるでしょう。