
ダイエットをしても、なかなか痩せない「足」。
足は、体重を落としても痩せにくい部分の一つでしょう。
同じ体重でも、足が細い人と、太い人がいるのはなぜでしょうか。
悪い歩き方や癖、歪み、O脚、むくみなど足を太くしてしまう原因はさまざま。
「何をやっても足が痩せない」と嘆いている読者のために、ケンカツ!編集部が4種類の美脚を作る方法をピックアップしました。
美脚を作る方法(1)正しい歩き方を身につける

「人間の脚は、いったいどこから始まっていると思いますか?」と質問すると、多くのかたは「股」と答えます。
私が「正解は、みぞおちの下あたりです」と言うと、皆さん驚きます。
脚の付け根を股にイメージして歩く場合と比べると、みぞおちの下にイメージして歩く場合では、歩き方がまるっきり変わってきます。
太ももを持ち上げて脚を前に出すときに使う大きな筋肉の始まりがみぞおちの下にあるので、脚はここから始まると考えるのが正解なのです。
この、脚を動かす大きな筋肉を「大腰筋」と言います。
【解説】小池義孝(一義流気功 町屋気療院院長)
出典:【美脚をつくる正しい歩き方】方法は簡単 ”足の付け根のイメージを変える“だけ(ケンカツ!)
美脚を作る方法(2)足を太くする“癖”を矯正する

歩いているとき、足の指をどう使っているか意識したことがありますか?ほとんどのかたは、ないと思います。
しかし実は、歩くときの足の指の使い方によって、体には大きな影響が出ます。
歩くときの足の指の使い方は、
①親指歩き=主に足の親指を使う歩き方
②4本指歩き=主に親指以外の4本指を使う歩き方
に大きく分けられます。
モデルのような一直線歩き、つまり、足跡が一直線上につながるような歩き方をすると、足の親指が常に前を向いて、親指歩きになります。ハイヒールなどをはいて前のめりになるのも親指歩きが原因です。
親指歩きを続けていると、足の前や外側の筋肉は使われますが、足の後面や内側の筋肉が使われにくくなります。
姿勢や背骨を支える筋肉は、足の後面や内側に多くついているので、それらをあまり使わない親指歩きを続けると、姿勢がくずれやすくなるのです。
その結果、骨盤にずれやゆがみ、ゆるみが生じて、お尻が大きくなったり、垂れやすくなったりします。
下半身太りや腰痛も起こしやすくなります。
【解説】南雅子(整体エステ「ガイア」主宰)
出典:むくみ解消!足が細くなる方法「足の小指回し」で歩き方を変えよ(ケンカツ!)
美脚を作る方法(3)O脚を改善するセルフケア

O脚とは、両足をそろえて直立したときに、左右のひざがつかない状態をいいます。特に、指の幅3本分以上離れている場合は、問題とされます。
多くの場合、肥満で体重を支えきれない、加齢や運動不足で太ももの筋肉が衰え、ひざ関節を支えきれないといったことが、原因として考えられます。
なんとかして支えようと、ひざを外側に開く悪い姿勢が習慣化する結果、O脚になってしまうのです。
そこで、手軽にできるO脚改善法、ひいてはひざ痛改善として、私がお勧めしているのが、「足の親指バンソウコウ」という方法です。
これは、名称のとおり、足の親指にバンソウコウを巻くだけの、いたって簡単な方法です。なぜ、そんな簡単な方法で、O脚やひざの痛みが改善できるかというと、O脚の根本原因である外側重心の悪いクセを矯正する、意識付けとして役立つからです。
【解説】勝野浩(ヒロ整形クリニック院長)
出典:
【自分で治せる】整形外科医が教える「絆創膏」O脚改善セルフケア(ケンカツ!)
美脚を作る方法(4)ふくらはぎマッサージ

ふくらはぎがパンパンに張る、むくむ、重だるい……。そんな症状に悩むかたにお勧めなのが、「筋ほぐし」です。
私は20年以上、エステティシャンとして経験を積み、技術を磨いてきました。これは、その中で編み出した、独自のメソッドです。
その理論からご説明しましょう。
筋肉は、繊維の束です。その束ねた両端が、骨にくっついて、つながっています。
骨と骨のつなぎめが関節です。関節は、いくつもの筋肉がさまざまな方向に伸びる、いわば交差点のような部位です。
本来、筋肉と、骨や関節の間には、適度なすきまがあります。
しかし、長時間同じ姿勢を取り続けたり、運動をしたりすると、筋肉がギュッと収縮し、盛り上がったようになります。
これが戻らなくなると、筋肉と骨や関節がくっつく、つまり癒着が起こるのです。
そして、その状態が長く続くと、関節の可動域が狭くなり、血流が悪くなって、さまざまな不具合が引き起こされます。
これを予防・改善するのが筋ほぐしというわけです。
【解説】岩谷恭子(カスタリア代表・エステティシャン)
出典:むくみ・だるさに即効!エステのゴッドハンドのふくらはぎマッサージのやり方(ケンカツ!)
記事構成/ケンカツ!編集部