
「今すぐ痩せたい!」と思っても、高額な器具が必要だったり、ジムに通わなくてはならなかったり、ダイエット食品を購入しなければならなくて、なかなかダイエットを始められない…
そんなダイエッターさんのために、ケンカツ!編集部が簡単で、初期投資ゼロで、かつ、今すぐ始められるダイエット法をピックアップしました。
この夏、なんだか太ってしまった、という方も、今のうちに夏の負債(脂肪)を返済してしまいましょう!
お手軽ダイエット(1)はちみつダイエット

「どうにかしなければ!」10年前、人生で最大の「85.6kg」という体重に焦りました(身長は173cm)。
健康診断では、中性脂肪値が585mg/dl。とんでもない数値でした(正常値は150mg/dl未満)。
「体を根本的に改善するしかない」と痛感し、ダイエットを決意。
そのころ、私は会社勤めをやめて、翻訳家として活動しようとしていたところでした。
すると、絶好のタイミングで、あるダイエット本の翻訳を手がけることになりました。
英国の薬剤師で、栄養学の専門家でもあるマイク・マッキネス氏の著作で、邦題は『冬眠式プラスハチミツダイエット』(バベルプレス)という本です。
このダイエットの基本は、「寝る前にハチミツを大さじ1杯程度取って、十分な睡眠を取る」だけ。
始めて半年くらいは、ほとんど体重が変わりませんでした。
ところがその後は、毎晩、寝ている間に、必ず0.5~0.7kg減るようになったのです。
多いときは、一晩で2kg減ったこともあります。
そして、ダイエット開始から1年半後には15kg減って、70kgに。以後も減り続けて、3年後に68kgになり、今もそれを維持しています。25%だった体脂肪も、16~18%になりました。
【体験談】芳賀靖史(翻訳家・58歳)
出典:【ハチミツダイエット】 17kgやせた!夜飲んでよく寝ると効果あり(ケンカツ!)

お手軽ダイエット(2)昼ヨーグルトダイエット

今でこそ私は、身長160cm体重50kgですが、学生時代は65kgもありました。子供のころ、あだ名が「イノブタ」だったといえば、イメージがわくでしょうか。
麻酔科医として病院での激務に追われるなかで、どんどん不健康になっていきました。夜勤や徹夜はあたりまえ。22度前後に保たれた肌寒い手術室。いつ呼び出されるかわからないので、トイレにも行けず、極度の便秘。肌はボロボロに荒れました。食生活もめちゃくちゃでした。
ストレスを、食べることで解消して太ってしまい、また過激なダイエットをしたり……。太ったりやせたりすることを、10年以上くり返したのです。
そこで私は、「昼食を、無糖ヨーグルト1パックに置き換える」という方法を取ったのです。
職場の冷蔵庫にヨーグルトを保存しておき、毎日昼食に食べ続けました。「昼ヨーグルトダイエット」です。
昼ヨーグルトダイエットによって15㎏もの減量を達成。体重が減ったのはもちろん、体調も格段によくなりました。仕事が忙しくてへとへとに疲れても、一晩寝れば元気に復活できますし、日中ボーッとすることもありません。肌の調子も良好です。
【解説】富永喜代(富永ペインクリニック院長)
出典:【医師解説】リバウンドしにくい「昼ヨーグルト」ダイエット

お手軽ダイエット(3)ひじ湯

私は内科医として糖尿病をはじめ、高血圧などさまざまな生活習慣病の診療にあたるかたわら、ダイエット外来で減量指導に取り組んできました。
ダイエット外来を開設して3年、成功率は99・2%に達しています。
高い成功率を保てる秘策の一つが、患者さんにお勧めしている「ひじ湯」です。
ひじ湯とは、ひじをお湯に浸けて温めながら深呼吸するだけと簡単です。しかしこれが食欲を抑え、ドカ食いを防ぐことにつながります。そもそもドカ食いは、根性論で耐えるのではなく、合理的に消すのが賢いつきあい方です。
そこでひじ湯が役立ちます。なぜなら、ひじへの温熱刺激と深呼吸によって副交感神経が優位になり、高ぶった神経が静まってくれるからです。
つまり、ひじ湯を行えば、我慢せずにドカ食いの衝動を消せるというわけです。
【解説】工藤孝文(工藤内科副院長)
出典:【ダイエット専門医】ひじ湯の効果 ダイエット外来でやせた人が続出
お手軽ダイエット(4)朝リンゴダイエット

欧米には、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」ということわざがあります。それほど、リンゴは健康に役立つフルーツです。
今回ご紹介する「朝リンゴダイエット」は、朝食をリンゴか、リンゴのジュースに置き換えるだけ。その優れた健康効果を生かし、健康的にやせることができます。
リンゴには、二つのスーパー成分が含まれています。
その一つが、「アップルペクチン」、もう一つが、「リンゴポリフェノール」です。(詳しくは「朝リンゴダイエットとは」を参照)
朝リンゴダイエットの基本ルールを挙げておきましょう。
❶朝食はリンゴ1個。
または、リンゴを入れたフレッシュジュースに置き換える。ポイントは、リンゴを皮ごと食べたり、使ったりすること。
❷昼食と夕食は、「腹7分目」を心がける。
昼食や夕食に、リンゴを取り入れると、なおよい。
やり方としては、これだけです。
【解説】白澤卓二(お茶の水健康長寿クリニック院長)
出典:【朝リンゴダイエットとは】やせる効果抜群「りんご」の2つのスーパー成分(ケンカツ!)
お手軽ダイエット(5)生クリームコーヒー

「脂っこいものを食べると太る」と思っていませんか?脂は実はダイエット食です。
脂を積極的に取ることが、体内の脂肪を減らすという驚きの作用があることがわかってきたのです。
アメリカではニュース雑誌『TIME』の2014年6月号で、「EAT BUTTER(バターを食べよう)」という特集が組まれるなど、脂を控えることが体にとって最善ではないとの報告が多く発表されています。日本でも、現在、脂の摂取を増やす方向になっています。
脂肪分を手軽に取る方法としてお勧めなのが生クリームです。製菓用の純正生クリームには、乳脂肪分が30%以上も入っています。そのうえ、ビタミンCと食物繊維以外、すべての栄養素が含まれているのですから、必須栄養素の摂取という点でも非常に頼もしい食品です。
とはいえ、生クリームをそのままゴクゴク飲むというのも難しいでしょう。
そこでお勧めしたいのが、「生クリームコーヒー」です。
【解説】渡辺信幸(こくらクリニック院長)
出典:生クリームは理想のダイエット食!コーヒーに入れて肥満を撃退!(ケンカツ!)
構成/ケンカツ!編集部