3回の帝王切開で宿便がたまりやすくなった
特に運動もせず、これまでと同様に食べているのにやせていく。「そんな都合のいい話……」と思われるかもしれませんが、実際にそれを体感したのが私です。
信じられないという人は、下にある私の写真をご覧ください。はいているのは同じジーンズですから、おなかがみるみるへこんでいく様子がはっきりわかると思います。
私の身長は158cmです。20代の頃の体重は、45〜50kgの間を行ったり来たりしていました。目に見えて太り始めたのは、3人目の子どもを出産した41歳の頃からです。最大78kgまで体重が増えました。
煮野菜や根菜を食事の最初に食べるダイエットで70kgまで落としたものの、そこで停滞していた昨年8月のことでした。検診で子宮筋腫が見つかり、子宮を全摘出する手術を受けました。
そのとき、私は帝王切開を3回している影響で、宿便がたまりやすくなっていると医師から言われました。
お通じは毎日あったので、宿便とは無縁と思っていたため、それを聞いたときは意外でした。しかし、おなかが妊婦のようにポコンと突き出ている悩みがあったため、「これは宿便が原因だったのか! 」と腑に落ちました。
腕も足もさほど太くないので、気になるのはおなかの出っ張りだけ。これをなんとかしたいのは山々でしたが、私は面倒くさがりな性格です。
何時以降は食べないとか、カロリー計算をするといった、厳格なダイエットは続きません。そんなときに知ったのがシソ酢ダイエットでした。
私はもともと黒酢ドリンクが大好きです。スーパーのレジ打ちの仕事をしており、立ちっぱなしでとても疲れます。疲れを取るならクエン酸が入ったものがいいだろうと、ちょこちょこと黒酢を水で割って飲んでいました。
シソ酢はシソを切って、市販の黒酢に漬け込み、それを水やジュースで薄めて飲むだけなので簡単です。私にぴったりだと思い、今年の4月から1ヵ月間やってみました。
シソ酢は、シソ50枚をさっと振り洗いして水気を拭き取り、保存容器に入れ、500mlの黒酢を注ぐだけです。黒酢は国産のものを使用し、作ったシソ酢は冷蔵庫に保存しました。
便がどっさりと出るようになった
私はコンビニで売っている500ml入りの炭酸水に、大さじ2杯のシソ酢を注いで飲んでいました。
飲む時間は特に決めず、朝食時や寝る前、仕事場にも持参し、飲みたいときに飲みたいだけ飲みました。
変化は早くも2日目に現れました。便通が1日に3回もあったのです。それまで自分が便秘という意識はありませんでした。ですが、この便通の回数と、なんの抵抗もなくドサッと出る便には、爽快感すら覚えました。
1週間ほど、1日3回の便通が続きました。これで宿便が取れたのかもしれません。
シソ酢ダイエットを始める直前に、あごにニキビがぽつんとできていました。それも、あっという間に治ったのです。ニキビがすぐに消えるのは、私にはとてもめずらしいことでした。
同時に食欲が自然と収まり、ドカ食いをしなくなりました。意味なく食べないというか、おなかがぐうっと鳴るまで、食べなくても平気でいられるようになったのです。
1ヵ月で体重が5kg減った!

このような経過をたどって1ヵ月後、体重は5kgダウン、ウエスト回りはマイナス10cmを達成しました。現在、ウエスト回りが68cmのジーンズが普通にはけるので、ほぼ標準サイズの範疇といったところでしょうか。
以前、血圧がやや高めで、時折「ぐぅわん! 」と頭を下に持っていかれるようなめまいを感じることがありました。
なんと、体重が落ちてからは、めまいもすっかり消えました。
私はヘモグロビンA1c(正常値は6・5%未満)の値が、6・2~6・8%とやや高めです。シソ酢を続けて、さらにやせながら、ヘモグロビンA1cの数値も正常化させたいと思います。
黒酢は便秘を解消する!(百済診療所院長 丁宗鐵)
シソ酢にも入っている黒酢は、便通をよくする効果があるといわれています。ですから、便秘にお悩みの人は、1日に大さじ2程度のシソ酢をとることをお勧めします。
大城さんはヘモグロビンA1cの値がやや高いですが、やせると、これが改善することが期待できます。
長続きさせるためには、シソ酢をいつも決まったタイミングで飲むようにして、習慣化させるといいでしょう。継続して、もう少し数値の様子を見たいところです。