プロフィール

竹脇友加
俳優の故・竹脇無我氏の長女として、テレビや雑誌などでの親子出演も多い。「美魔女」ブームを生んだ雑誌『美STORY』(後の美ST。光文社刊)で、年齢を超越した美しさを持つ「美魔女」の一人として紹介された。現在、化粧品のPRのほか、ジュエリーブランド「VICENDA」のアンバサダーも務める。また、総合的なビューティアドバイスも行なっている
多忙でも疲れにくく二日酔いになりにくい

我が家の冷蔵庫には、常に10個以上のレモンが常備されています。おそらく1日に3個以上のレモンを使っているので、スーパーマーケットに行くたびに、つい買ってしまうのです。
朝、起きていちばんに行うのが、冷蔵庫からレモンを取り出し、6等分にくし型に切ること。そして、コップに注いだ炭酸水に、レモンを一切れ、ジュッと搾って飲むのです。
炭酸のシュワシュワ感とレモンのさわやかな風味で、たちまち眠気が吹き飛び、体と気持ちがシャキッとします。
その後のシャワー、髪のスタイリング、メイクの間も、炭酸レモン水を必ずかたわらに置いておきます。
おふろ上りに一口、髪を乾かしながら一口、メイクの合間に一口と、炭酸水とレモンを注ぎ足しながら、炭酸水500㎖とレモン1個分をとるのが日課となっているのです。

炭酸レモン水で体も心もスッキリ!
もちろん、朝だけでなく、1日の食生活の中で、レモンを大いに活用しています。
唐揚げなどの揚げ物を食べるときは、必ずレモンをたっぷり搾ります。ショウガの千切りを豚肉で巻いて焼き、レモンをかける食べ方も大好きです。
サラダのドレッシングはいつも手作りですが、私のレシピはオリーブオイルとレモン汁に塩コショウ。お酢の代わりにレモンを使います。
夏は、レモンの輪切りをハチミツに漬けておき、そのハチミツレモンを水で薄めて飲んだり、漬かったレモンを食べたりします。
冬によく作るのが、レモン鍋。豚肉と野菜を煮た鍋に輪切りのレモンをたくさんのせて作ります。たれは、ポン酢とレモン汁を合わせたもの。レモン汁のほうがポン酢よりも多めになるように配合します。
トマトジュースを飲むときも、レモンを半個分搾って飲んでいます。
冷蔵庫には、レモンとミントを入れたお水を常備していますが、普通のお水を飲むよりもずっと体にいいと思いますよ。
出かけるときには、水筒に入れた水にレモンをたっぷり搾り、いつも携帯しています。
それをこまめに飲んでいると、忙しい日でも疲れにくいし、お酒を飲んでもあまり後に残ることがありません。
搾った皮は、ときどきガーゼにつつんでお風呂に入れることも。さわやかな香りがバスルームに広がり、とてもリラックスできるのでお勧めです。

さっぱり美味なレモン鍋
レモンは体の内側から働くおいしい美容液
私が、このように積極的にレモンをとるようになったのは、やはり化粧品のPRの仕事をしていることが大きいと思います。
私はスポーツが大好きで、以前はよくサーフィンをしていました。海には強い日差しがつきものですが、日焼けはともかく、紫外線のダメージでシミやシワだらけの顔では、美容の仕事をするうえで説得力がなくなってしまいます。
そこで、サーフィンを楽しむときに、レモンでビタミンCを補給していました。ビタミンCはとても抗酸化力が高いので、おかげでシミやシワに悩まされずに済んだのです。
若いときなら、スキンケアをしっかりし、外から対処するだけでも、ある程度は肌のダメージを防ぐことができます。
でも、年齢を重ねてくると、体の内側からのケアが重要になってくるように感じています。私にとってレモンは、体の内側から美容と健康に働きかけてくれるおいしい美容液なのです。
そういえば、父(俳優の故・竹脇無我氏)も、ユズやレモンなどの柑橘類が好きでした。また、できるだけ天然の、新鮮でよいものをいただくようにしていました。これは、父だけでなく、親交のあった女優さんたちも意識していらっしゃったように思います。
幼い頃から、そうした父や周囲のかたの姿を見てきて、知らず知らずそうした美意識を学ばせてもらっていたのか、私も生のフレッシュなレモンが好きです。瓶入りのレモン果汁とは、香りも持っているエネルギーも全く別物だと思います。
これからも、レモンで若々しさを維持していきたいと思っています。
アンチエイジングにレモンが役立つ(元明治薬科大学教授・薬学博士 本橋登)
とても上手にレモンを活用されていますね。
レモンに豊富なビタミンCは、シミの原因となるメラニン色素の産生を抑える働きと、肌の張りを支えているコラーゲンの生成を促す働きを持っています。まさに美容に欠かせないビタミンだといえるでしょう。
レモンに含まれるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸は、代謝を高める働きがあり、アンチエイジングにも役立ちます。