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抗がん剤の世界的権威が考案!「最強の野菜スープ」&「夏の野菜スープ」レシピ

抗がん剤の世界的権威が考案!「最強の野菜スープ」&「夏の野菜スープ」レシピ

熊本大学名誉教授の前田浩先生は、ノーベル化学賞の候補にも名が挙がる、抗がん剤の世界的研究者です。前田先生が、病気予防とアンチエイジングに考案したスープの本『最強の野菜スープ』が今、大きな反響を呼んでいます。【監修】前田浩(熊本大学名誉教授)【レシピ・料理】古澤靖子(料理研究家)

野菜を水で煮るだけの、超シンプルな野菜スープです。煮てそのまま食べてもいいですし、ポタージュにしてもかまいません。我が家では、口当たりがいいのでポタージュにしています。夏は冷やしておき、軽く運動したあとに飲む朝食時の冷製野菜スープは最高です。(前田浩)

基本の作り方

【材料】出来上がり コップ約3〜4杯分(約800~900ml)

・タマネギ、ニンジン、キャベツ、カボチャ…合わせて100g
・トマト…1個(200g)
・水…900ml

※野菜は4~6種類を組み合わせる。多種類合わせることで、異なる抗酸化成分をバランスよく摂取でき、効果が高まる。定番はニンジン、タマネギ、キャベツ、カボチャ。
※野菜と水の分量は1対3が目安。好みで調整。

【作り方】
❶野菜はよく洗っておく。タマネギは皮をむきひと口大に切る。ニンジン、カボチャは皮つきのままひと口大に切る(カボチャの種は除く)。キャベツはざく切りにする。トマトはヘタを取り除き、皮ごとざく切りにする。

❷鍋に①の野菜と水を入れる。

❸ふたをして火にかける。

❹沸騰する直前に火を弱め約30分、野菜が柔らかくなるまで煮る。

❺味つけは基本的にしない。物足りない場合や食欲がないときには、好みで調味料を加える。
出来上がり!

ポタージュの作り方

【作り方】
④のスープが冷めてから、ポタージュにしてもおいしい。その場合は、ハンドブレンダー、またはミキサーで撹拌する。

出来上がり!

基本の食べ方

野菜スープは1日に1~2回食べる。1回に食べる量の目安は250~300㎖。夏は冷やして飲んでもおいしい。

■味つけ
味つけは基本的にしない。野菜のうまみ成分でおいしく食べられる。物足りない場合や味に変化をつけたい場合には、隠し味程度に調味料(塩、しょうゆ、みそ、ブイヨンなど)やスパイスを少量加えてもよい。

■保存
野菜スープはまとめて作り、保存しておくと便利。夏は傷みやすいので、出来上がった野菜スープは、冷めたらすぐに、冷蔵庫や冷凍庫で保存する。

トマトたっぷり野菜スープ(ラタトゥイユ風)

ここから紹介するのは、夏野菜を使ったスープレシピです。ポタージュにして冷やしておくと、口当たりがよく、ごくごく飲めます。

【材料】出来上がり コップ約3〜4杯分(約800~900ml)

・トマト…中1個(200g)
・タマネギ、ズッキーニ、ナス、パプリカ…合わせて100g
・水…900ml ・オリーブオイル…少々

【作り方】
❶野菜はよく洗っておく。
❷トマトはヘタを取り除き、皮ごとざく切りにする。タマネギは皮をむきひと口大に切る。ズッキーニ、ナスはひと口大に切る。パプリカはへたと種を取り除き、ひと口大に切る。
❸鍋にオリーブオイルと②の野菜を入れ、弱火で焦げないように炒める。野菜がしんなりしたら水を入れ、火にかける。沸騰の直前に火を弱め約30分、野菜が柔らかくなるまで煮る。
❹③のスープが冷めてから、ミキサーかハンドブレンダーで撹拌する。

季節の豆たっぷり野菜スープ

【材料】出来上がり コップ約3〜4杯分(約800~900ml)

・生グリンピース(さやつき)、枝豆など…合わせて200〜250g(正味100gくらい)
・タマネギ、レタス、キャベツ…合わせて200g
・水…900ml ・オリーブオイル…少々

【作り方】
❶野菜はよく洗っておく。
❷グリンピースはさやから出しておく。枝豆はさやごと2〜3分ゆでてから豆を取り出す。タマネギは皮をむきひと口大に切る。レタス、キャベツはざく切りにする。
❸鍋にオリーブオイルと②の野菜を入れ、弱火で焦げないように炒める。野菜がしんなりしたら水を入れ、火にかける。沸騰の直前に火を弱め約30分、野菜が柔らかくなるまで煮る。
❹③のスープが冷めてから、ミキサーかハンドブレンダーで撹拌する。

トマトたっぷり野菜スープ(ガスパチョ風)

【材料】出来上がり コップ約3〜4杯分(約800~900ml)

・トマト…中1個(200g)
・タマネギ、セロリ、インゲン…合わせて100g
・水…900ml ・好みで酢、オリーブオイル各少々

【作り方】
❶野菜はよく洗っておく。
❷トマトはヘタを取り除き、皮ごとざく切りにする。タマネギは皮をむきひと口大に切る。セロリは筋ごとひと口大に切る。インゲンはひと口大に切る。
❸鍋に②の野菜と水を入れ、火にかける。沸騰の直前に火を弱め約30分、野菜が柔らかくなるまで煮る。
❹③のスープが冷めてから、ミキサーかハンドブレンダーで撹拌する。
❺器に盛り、好みで酢、オリーブオイル少々をたらす。

トウモロコシたっぷり野菜スープ

【材料】出来上がり コップ約3〜4杯分(約800~900ml)

・生トウモロコシ…1本(正味130g)
・ネギ、パプリカ(黄色)、キャベツ…合わせて170g
・水…900ml

【作り方】
❶野菜はよく洗っておく。
❷トウモロコシは3等分に切ってから身をこそげておく。(芯は一緒に煮るのでとっておく)ネギはひと口大に切る。パプリカはへたと種を取り除き、ひと口大に切る。キャベツはざく切りにする。
❸鍋に②の野菜、トウモロコシの芯、水を入れ、火にかける。沸騰の直前に火を弱め約30分、野菜が柔らかくなるまで煮る。
❹③のスープが冷めてから、トウモロコシの芯を取り出し、ミキサーかハンドブレンダーで撹拌する。

カボチャたっぷり野菜スープ

【材料】出来上がり コップ約3〜4杯分(約800~900ml)

・カボチャ…200g
・トマト、ニンジン、キャベツ…合わせて100g
・水…900ml

【作り方】
❶野菜はよく洗っておく。
❷カボチャは種を取り除き(わたは残す)、皮ごとひと口大に切る。トマトはヘタを取り除き、皮ごとざく切りにする。ニンジンは皮ごとひと口大に切る。キャベツはざく切りにする。
❸鍋に②の野菜と水を入れ、火にかける。沸騰の直前に火を弱め約30分、野菜が柔らかくなるまで煮る。
❹③のスープが冷めてから、ミキサーかハンドブレンダーで撹拌する。

アボカド入りスープ

【材料】出来上がり コップ約3〜4杯分(約800~900ml

・アボカド…1/2個(正味60g)
・タマネギ、チンゲンサイ、オクラ、ニンジン…合わせて240g
・水…900ml

【作り方】
❶野菜はよく洗っておく。
❷タマネギは皮をむきひと口大に切る。チンゲンサイ、オクラはヘタごと、ニンジンは皮ごとひと口大に切る。アボカドは種を除き、スプーンでひと口大にすくっておく。
❸鍋にアボカド以外の②の野菜と水を入れ、火にかける。沸騰の直前に火を弱め約20分煮る。アボカドを加え、野菜が柔らかくなるまでさらに10分煮る。
❹③のスープが冷めてから、ミキサーかハンドブレンダーで撹拌する。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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