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50代でもA→Dカップ!離れ乳やそげ乳 垂れたバストのための「乳トレ」のやり方

50代でもA→Dカップ!離れ乳やそげ乳 垂れたバストのための「乳トレ」のやり方

バストが全体的に垂れ下がってしまったり、デコルテあたりからそげて骨が浮き出てしまったり、バストトップが外を向いて離れてしまったりといった悩みをよく聞きます。体形やバストが崩れる最たる原因は「筋肉のこり」を放置しているからです。【解説】朝井麗華(株式会社キレイカンパニー代表・経絡整体師)

解説者のプロフィール

朝井麗華(あさい・れいか)
●http://reika-asai.com/

株式会社キレイカンパニー代表・経絡整体師。
臨床検査業界を経て、アロマセラピーや東洋医学を学び、推拿のすばらしさに目覚める。「ゴッドハンド」と称されるテクニックは瞬く間に美容業界に広まり、中でもバストを中心とした施術の的確さから「おっぱい番長」と呼ばれる。施術を受けた人は必ずバストアップする伝説の整体師と言われる。『おっぱい番長の「乳トレ」』ほか、著書多数。

バストが垂れるのは筋肉のこりが原因

「加齢とともに、バストや体形が崩れてくるのは老化だから仕方ない」……皆さん、こう思い込んでいませんか。

 バストが全体的に垂れ下がってしまったり、デコルテあたりからそげて骨が浮き出てしまったり、バストトップが外を向いて離れてしまったりといった悩みをよく聞きます。実はこれらは歳を取れば当たり前、という話ではないのです。

 私は経絡整体師として、バスト周りを始めとする、マッサージの施術や指導により、多くの人たちの体形やバストの崩れ、体の不調を改善してきました。

 体形やバストが崩れる最たる原因は、筋肉のこりを放置しているからです。

 全身の筋肉は、筋肉をコーティングしている「筋膜」によって、途切れることなくつながっています。
 日常生活の中で、偏った体の使い方のクセ、悪姿勢などにより、だんだん全身の筋肉がこっていきます。筋肉のこりをほぐさずにため込んでいくと、やがて骨格も悪影響を受け、体も左右不均等にゆがんでいきます。

 日常的にたまっていく筋肉のこりをほぐし、柔軟な状態を保っていれば、年齢を重ねても体形やバストは崩れずに済むのです。

 バストが垂れ下がったり、そげたりする原因は、肩にある僧帽筋や、わき周りの大円筋、小円筋、小胸筋など、さまざまな筋肉のこりによるものです。中でも最も影響しているのが胸にある大胸筋です。

 大胸筋がこる主な原因は、猫背や同じ姿勢で長時間いること。私の経験上、肩こりがある人はほぼ100%、大胸筋もこっています。筋肉は筋膜で覆われ、隙間なくつながっています。肩と胸の筋肉は、隣り合っているので、互いに影響を受けやすいのです。

 30代半ばを過ぎると、日々たまっていくこりをうまく取りのぞけている人は、ほとんどいません。そのため多くの人が肩こりに悩むと同時に、大胸筋もこり、「垂れ乳」や「そげ乳」といった、バストの崩れを感じるようになるのです。

 もう1つ、多くの人が気になる症状は、バストトップが外を向いて離れていく「離れ乳」。これに大きく関わっているのが、肋骨の間にある肋間筋です。

 肋間筋は、大胸筋や背中にある僧帽筋・広背筋と重なっています。筋肉はつながっていますから、大胸筋や僧帽筋がこり固まっている人は、肋間筋も固くなっています。

 これらの筋肉がよって柔軟性を失い固くなると、起点が腰にある広背筋は腰側へと引っ張られ、その影響で肋間筋も腰方向へと引っ張られます。すると、肋骨が開き、バストトップも離れて広がってしまうというわけです。

58歳でもAカップからDカップへ!

 大胸筋と肋間筋のこりをほぐし、垂れ乳、そげ乳、離れ乳を解消するために私が考案したのが、おっぱいマッサージの「乳トレ」です。テクニックはいくつかあるのですが、特に行ってほしいのが「バストくるくる」と「肋骨ほぐし」です(下記やり方参照)。

 バストの形が崩れるのは筋肉のこりが要因ですから、こりさえほぐせば、何歳であっても美しいバストになります。

 私が指導した58歳の女性は、慢性的な肩こりが悩みで、体形はとても華奢で、胸は板のように平らでした。そこで、乳トレをコツコツと2年間続けてもらったところ、肩こりがまったくなくなり、バストのサイズもAカップからDカップへと3カップも上がったのです。

 そのかたは今、63歳になりましたが、ふっくらとしたきれいなバストになり、それまで興味もなかったというおしゃれな下着をつけて、日々楽しんでいるそうです。

 このように、美しいバストを手に入れるには、年齢はまったく関係ありません。むしろ、30代半ばから40代を過ぎた人は、筋肉のこりをため込んでいることが多いので、おっぱいマッサージを行うと、効果を実感しやすく、みちがえるほどのバストになる人が多いのです。

①バストくるくるのやり方

※撮影のためブラトップを着用していますが、上半身裸で行うほうが効果的です

■ここがポイント!
表面をなでるだけでは大胸筋に届かない。イタ気持ちいいくらいにしっかりと圧を加えながら行う

❶片側の手でバストの下部を支え、マッサージ時にバストが無駄に動かないように乳房を支える

❷逆側の手でバストの上側を内側から外側に向かって円を描くようにくるくると動かす。指先でしっかり筋肉を圧しながら行う。5回転めでわきの下へ入れこむ

❸逆側も同様に行う。バストの下部は動かないように支えて、大胸筋の上側の緊張をほぐすのがコツ

※5回×3セット

②肋骨ほぐしのやり方

■ここがポイント!
首や肩のこりがひどい人は、肋間筋が骨にへばりついて硬くなっている。強く痛む人は無理せずにイタ気持ちいいくらいで行う

❶片側の手で逆サイドのバストの外側に流れた肉を内側に寄せて、しっかり支える

❷もう片方の手でこぶしを握り、深く息を吐きながら、こぶしの第2関節の骨で脇からバストトップに向かって、肋骨の間の筋肉をえぐるようにさすり上げる

❸イタ気持ちいいくらいの圧で、わきの上・中・下のラインを同様にさすり上げていく。逆側も行う

※各ライン10回×3セット

五十肩、肩こりが消え顔のリフトアップも!

 もう1つ、ぜひお勧めしたいのが、「わきもみ」です。これは、胸の真横にある、わきを挟んでほぐすマッサージです(下記やり方参照)。

 わきは、美容面でも健康面でもとても重要なポイントです。なぜなら、わきは、体の前面と背面の筋肉をつないでいる、肝心要の“要塞”だからです。わきは、胸や背中、腕など、いろいろな筋肉のつなぎ目です。さらに細かい骨が集まった関節であり、リンパ節でもあります。わき周りの筋肉がこると、血液やリンパ液の流れも滞り、全身に影響を及ぼします。

 逆に言うと、わき周辺の筋肉がほぐれていれば、血液やリンパ液の循環はよくなります。血液を通じて隅々まで栄養が行きわたるようになり、細胞の生まれ変わりもスムーズになります。さらにリンパ液へ、体内の不要な老廃物が回収されます。結果的に免疫力が高まり、病気や老化の予防に役立つのです。

 わきもみを指導した人の中には、五十肩で苦しんでいた人がその場で痛みが緩和したり、スッと肩が上がるようになったり、頑固な肩こりから解放されたりした人もいます。

 また、顔のむくみが消えたり、リフトアップしたりした人もいます。わきは体の要塞ですから、ここの筋肉がほぐれることで全身に効果が現れるのです。

 おっぱいマッサージは衣類の上からではなく、直接もむのがより効果的です。着替えやお風呂上がりなど、裸になるタイミングで、オイルやクリームを塗って行うのがお勧めです。もちろん、入浴中に行ってもOKです。

 美しいバストになり、体形が引き締まれば、見た目も若々しくなり、似合う服が増えます。何歳からでも人生が楽しくなりますよ。

③わきもみのやり方

■ここがポイント!
リンパの流れをよくし、老廃物を流し出すマッサージなので、体温が上がる入浴中にやるのが特にお勧め

❶垂直に立てた親指を逆側のわきの下の中央ににブスッとさす

❷残り4本の指を背中側に置き、肩甲骨の上側をつかみ、わきの厚みを減らすようにグッとはさんで10秒キープ

❸同様に、今度は②よりも少し下の位置にしっかりはさんで10秒キープ。手はもむように動かすのではなく、挟み圧をかけて。次に、肩甲骨の下側をはさんで、同様に10秒キープ。終わったら逆側も同様に行う

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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