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コーヒーは女子にピッタリの飲み物! ダイエットやむくみ解消効果を女医が解説

コーヒーは女子にピッタリの飲み物! ダイエットやむくみ解消効果を女医が解説

「コーヒーには体に悪いカフェインが含まれているからあまり飲まないほうがいいのでは」という印象をお持ちのかたがいらっしゃるかもしれません。最近の研究では、カフェインには自律神経の働きを促進する効果があると判明しています。ですから脂肪の燃焼を高める効果が得られダイエットにつながるのです。【解説】里見英子(白山病院副院長)

解説者のプロフィール

里見英子(さとみ・えいこ)
●里見英子クリニック
大阪市東淀川区豊新5-15-4
06-6328-3103
http://www.satomi-eiko.com/

里見英子クリニック院長。
兵庫医科大学卒業後、白山病院副院長を経て、2014年8月に里見英子クリニック開業。内科、美容内科、アンチエイジングを担当。テレビや雑誌などにも出演し、美容法、健康法をわかりやすく伝えている。

コーヒーの香りでα波がふえる!

寒さが厳しさを増すこの時期。
ぜひ、温かいコーヒーを毎日飲むようにしましょう。

特に、美しくやせたいと願う女性にはもってこいの飲み物です。
なぜかというと、コーヒーにはダイエット効果があるうえ、むくみや便秘の解消などにも役立つからなのです。

ただし、中には「コーヒーには、体に悪いカフェインが含まれているからあまり飲まないほうがいいのでは」という印象をお持ちのかたがいらっしゃるかもしれません。
確かに、10数年前まではコーヒーが健康によくないという研究や論文が多く見られました。

ですが今では、その流れは大きく変わっているのです。
カフェインはコーヒーの主要な成分の一つで、覚醒作用があることがよく知られていて眠け覚ましのために活用されています。

その一方で、カフェインは脳をリラックスさせる効果を発揮することがわかっているのです。
このことはラット(実験用の大型ネズミ)を用いた実験でも明らかになっています。

私は、コーヒーのリラックス効果をうまく活用すれば、ダイエットに役立てることができると思います。
例えば、短い期間で太ってしまった人の場合、ストレスが引き金になっているケースが多いものです。

仕事の重圧や失恋のショック、やせなければいけないプレッシャーなど、そういったものが引き金となり、精神的なバランスがくずれた結果、極端な間食や大食いをくり返してしまうのです。
そこで、コーヒーを飲んで精神的な安定が得られれば、ごく自然なカロリー摂取ができるようになるでしょう。

さらに、コーヒーの香りをかぐと、脳がリラックスしたときに出るα波が非常に多く現れることもわかっています。
おやつの時間にゆったりとした気分でコーヒーを味わうことは、精神的な安定をもたらし過食を防ぐので、ダイエット効果につながると考えられるのです。

コーヒーを飲めば脳がリラックスする

腎臓の血流量をふやし尿の出をよくする

私が、ダイエットのためにコーヒーをお勧めする理由は、それだけではありません。
体の諸機能の働きをつかさどる自律神経のバランスがくずれると、食欲の抑制や脂肪の消費をうまくコントロールすることができなくなってしまい肥満を招きます。

最近の研究では、カフェインには自律神経の働きを促進する効果があると判明しています。
ですから、コーヒーを飲めば脂肪の燃焼を高める効果が得られ、ダイエットにつながるのです。

また、カフェインには強い利尿作用もあります。
血管拡張作用によって腎臓を通過する血流量をふやし、尿の量を多くするのです。

この点で、女性が気になるむくみの解消にも役立つでしょう。
さて、女性の悩みといえばとても多いのが便秘です。

便秘を引き起こす原因はさまざまですが、ふだんの水分摂取量が少ないことも一因です。
コーヒーなどでじゅうぶんに水分をとることは、便秘解消のカギとなります。

最近では、便秘の解消に役立つオリゴ糖が入ったコーヒーなども市販されていますので、こうしたものを利用するのもいいでしょう。
これほどまでにさまざまな効能を持ったコーヒーですが、大量に飲めばいいというものではありません。

1日に3杯程度が、ちょうどいいのではないでしょうか。
コーヒーを味わいながら、ホッとするひとときを日常の中に持つこと。

それが、心身に安静をもたらしてくれ、健康につながるのだと思います。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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