血圧や血糖値が高く倦怠感が年々増す一方
私は、昨年の初めに、左太もものつけ根からお尻にかけて、針で刺されているかのような、ズキッとした痛みに襲われるようになりました。
歩くのに支障はないものの、じっと座っていると、3分も持ちません。ひどいときは、家にあった痛み止め薬を飲みながら仕事をしていました。しかし、そのうち薬も効かなくなり、腕がいいと評判の鍼の先生のところへ通うも、さじを投げられてしまいました。そして知人の紹介で訪れたのが、市橋クリニックだったのです。
MRI(核磁気共鳴画像法)検査の結果、座骨神経痛と診断されました。院長の市橋研一先生からは、痛みの原因は血流の悪さにあると指摘されました。血圧や血糖値も高く、「このままでは糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞になるおそれがある」とまでいわれてしまったのです。
実は、私は3年ほど前から健康診断で血圧が高いといわれていて、平均すると最大血圧は150㎜Hg台、最小血圧は130㎜Hgありました(最大血圧の基準値は140㎜Hg未満、最小血圧は90㎜Hg未満)。投薬治療までは受けていなかったものの、年を追うごとに倦怠感が増すのを感じていました。
そんな私に、市橋先生は甘い物を控えるなどの食事指導を行うとともに、オクラ水を飲むことを勧めてくれました。昨年4月のことです。
とはいえ、私は当初、オクラ水をまじめに飲んでいませんでした。ところが、市橋クリニックの看護師さんたちがあまりにもオクラ水を勧めるので、夏ごろから、ようやくやる気になったのです。
我が家では、1ℓの水に、ヘタを切ったオクラを8〜10本漬けて、オクラ水を作っています。最初は、水にとろみがつくまでオクラを漬けていました。でも、青臭くて飲みにくかったので市橋先生に相談すると、半日漬ければ十分だといわれました。それからは、一晩経ったらオクラを取り出して、できたオクラ水をペットボトルに移し、冷蔵庫で保存するようにしています。おかげで、抵抗なく飲めるようになりました。
このオクラ水を、私は朝起きてすぐに200㎖、寝る前に200㎖飲みます。
オクラ水に使ったオクラは、そのままサラダにしたり、豚肉で巻いて甘辛く味つけして焼いたり、みそ汁や納豆に入れたりして食べています。
肩こりや頭痛が大軽快!高血糖の心配もない!
こうして3ヵ月ほど経ったある日、私はふと、「なんだか最近、調子がいいな」と気づきました。あんなに痛かった座骨神経痛が気にならず、慢性的にあった肩こりも、いつの間にか楽になっていたのです。
また、頭痛も解消しました。
私は、20歳くらいのときから頭痛持ちで、寝不足が続くと片頭痛が起こっていました。たいていは朝に頭が痛くても、仕事に行って体を動かすと治まるのですが、月に数回は、ひどい頭痛に襲われます。休みの日なのに一日中、家でじっとしていなければならないこともありました。それが、気づくと、ほとんど頭痛が起こらなくなっていたのです。
その後、油断した私は、1ヵ月ほどオクラ水を飲むのをサボった時期があり、昨年12月、再び座骨神経痛に襲われました。「もう二度とあの痛みを味わいたくない」と思った私は、それ以来、まじめにオクラ水を飲んでいます。そのおかげか、今年に入ってからは再発していません。
今年2月の検査の結果、最大血圧は130㎜Hg、最小血圧は88㎜Hgまで下がっていました。血糖値も問題ないようです。
また、78㎏あった体重も、オクラ水を飲み始めた夏から徐々に落ち始め、一時は73㎏までやせました(身長は164㎝)。今は75㎏に少し戻りましたが、不思議と食べ過ぎても、これ以上増えることはありません。また、便通は多いときで1日3回あり、体調は非常に良好です。
我が家では、妻と4歳の娘もオクラ水を飲んでいます。特に娘は乳酸菌飲料に入れて、喜んで飲んでいます。妻いわく、娘も1日3回排便するそうです。
長時間同じ姿勢でいるトラックの運転手は血圧が高い人が多いので、最近は職場の仲間にも勧めています。もちろん私も、オクラ水をこれからも欠かすことなく続けるつもりです。
脊柱管の血流がよくなり座骨神経痛が改善した(市橋クリニック院長 市橋研一)
村上さんは座骨神経痛に加えて、椎間板ヘルニア(背骨を支えるクッションの役目をする軟骨が圧迫される症状)も患っていました。オクラ水で各症状が改善したのは、背骨の神経の通り道である脊柱管内の毛細血管の血流がよくなったためでしょう。それにより椎間板の厚みが戻り、下肢の血流にも好影響を与えたと思われます。
また、オクラは漢方では、「辛・涼」の性質を持つ食材です。頭の熱を冷ますことで、頭痛を和らげる効果もあります。
オクラは副作用もなく、大人も子供も安心して摂取できます。ぜひご家族でオクラ水を飲み続けてください。
痛みが消えて体調良好!