野球肘による肩やひじの痛み 予防・改善のストレッチのやり方
体の柔軟性を保つには、ストレッチを行うことが重要です。練習や試合のあった日はもちろん、休養日にも必ずストレッチを行い、柔軟性を保ちましょう。前項のチェックで硬さがあった場合はもちろん、硬さがなくてもストレッチは必ず行ってください。【解説】山本智章(新潟リハビリテーション病院院長)
野球ひじをケアするためのストレッチ
体の柔軟性を保つには、ストレッチを行うことが重要です。練習や試合のあった日はもちろん、休養日にも必ずストレッチを行い、柔軟性を保ちましょう。前項のチェックで硬さがあった場合はもちろん、硬さがなくてもストレッチは必ず行ってください。
ストレッチは以下に気をつけて行ってください。
❶無理に負荷をかけない
❷急激に伸ばさない
❸体調が悪いときは行わない
❹ケガをした直後にその部位のストレッチはさける
❺体を冷やさない
それでは、ストレッチの具体的なやり方を紹介しましょう。
肩・腕の外側のストレッチ
肩・腕の後ろ側のストレッチ
肩のインナーマッスルのストレッチ
肩の前側のストレッチ
肩・腕の前側のストレッチ
体の側面のストレッチ
前腕のストレッチ(1)
前腕のストレッチ(2)
前腕の回内外ストレッチ
解説者のプロフィール
山本智章(やまもと・のりあき)
1959年、長野市生まれ。76年、長野県屋代高校入学と同時に野球班に所属。79年、新潟大学医学部入学。準硬式野球部に入部。85年、新潟大学整形外科入局。93年、米国ユタ大学骨代謝研究室。2001年、新潟リハビリテーション病院整形外科勤務。10年、同病院院長。日本体育協会公認スポーツドクター、新潟アルビレックスベースボールクラブチームドクター、新潟市野球連盟副会長、新潟市少年硬式野球連盟医事顧問、野球障害ケア新潟ネットワーク代表。
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