「11円スリッパ」で冷えが解消！坐骨神経痛の症状も消えていった

もう十数年前ですが、腰やひざに激痛が走るようになりました。
病院に行くと座骨神経痛と診断されました。

そうした悩みを抱え、藤井清史先生の鍼灸治療院を訪れたのですが、治療が終わった後、「試しに、これをはいてみてもらえませんか」と不思議なスリッパを渡されました。

左右のスリッパの足底に、それぞれ銅とアルミの板がはってあります。
後に、金属板の代わりに10円硬貨と１円硬貨をはり付けた「11円スリッパ」に改良されますが、その最初の試作品でした。

藤井先生によると、人体内の微弱な電流を整えることで、健康によい効果が期待できるとのこと。

言われるがままにはいてみると、たしかに、かすかにピリピリと電気が流れる感覚がありました。
そして、しばらくはいていると、体が内側からじんわりと温まってくることに気づきました。

「これはいいものだ」と直感し、その後は自宅でこのスリッパをはき続けました。
そして何ヵ月かが経過し、ふと気づくと、腰やひざの痛みがぜんぜん出なくなっていたのです。

その間もずっと藤井先生の鍼灸治療を続けて受けていましたし、体重を減量して足腰への負担も減らしたので、もちろんスリッパだけの効果ではないのでしょう。

けれど、スリッパをはいていないと、明らかに体が冷えるのを感じます。
座骨神経痛の症状は冷えると悪化するので、その防止にスリッパが威力を発揮したのは間違いありません。

ただ、就寝時にスリッパをはいたままというわけにいかないので、冬場は寝る前に湯たんぽを布団に入れ、足元を温めておく工夫をしています。

今は痛みに悩まされることはなくなり、ほかにどこも悪いところもありません。
体が温まっていれば、病気への抵抗力も増すそうです。
そうした面でも、健康維持に役立っているのではないかと思います。

片山さんは、開院当初からの患者さんで、私の研究によくご協力をいただいております。

片山さんはかなり敏感なかたなので、11円スリッパをはいたさいに、微弱な電流をお感じになったとのことでした。しかし、このように電気の流れを感じる人は非常に稀です。

多くの人は、ほんのりと下半身が温かくなるのを感じるだけです。

座骨神経痛にも、11円スリッパはとても有効で、よく効くという感想を寄せていただいています。
痛みがなくなっても、はき続けて健康維持に活用しましょう。