MENU
【野菜スープの効能】シミや老人斑が薄くなった 名医がその効果を実感

【野菜スープの効能】シミや老人斑が薄くなった 名医がその効果を実感

野菜スープをとり始めてしばらくたったころ、妻が私の顔をまじまじと見て、こう言いました。「あなた、シミが薄くなったわねえ」私は現在79歳で、10年ほど前から老人斑と呼ばれるシミが増えていました。ところが、野菜スープを飲むうちに、そのシミが非常に薄くなっていたのです。【解説】富永祐民(愛知県がんセンター名誉総長)

解説者のプロフィール

富永祐民
1937年、兵庫県生まれ。1962年、大阪大学医学部卒業。米国メリーランド大学医学部准教授、愛知県がんセンター研究所疫学部長などを経て、2001年、愛知県がんセンター総長に就任。2003年、同上退職、名誉総長。日本における疫学研究・予防医学の先達で、主に循環器やがんの疫学に長く取り組む。日本癌学会会長、日本がん予防学会理事長、日本疫学学会会長なども歴任。

科学的根拠のある野菜スープ

「おや、これはおもしろい」1995年のある日、私は当時、愛知がんセンター研究所長を務めていたのですが、熊本大学医学部教授(現名誉教授)の前田浩先生から、『野菜はがん予防に有効か』(絶版)の著書を贈っていただいたのです。
私の専門は疫学です。

疫学とは、病気や健康状態について広い地域や多数の集団を対象とした調査を行い、その原因や発生状況を統計学的に明らかにする学問で、「病気の予防」を大きな目的としています。
それだけに、本のタイトルにある「がん予防」という言葉に惹きつけられたのです。

さっそくその本を読んだところ、「野菜類を煮てスープにすると、活性酸素を消去する抗酸化作用が増強し、がんや老化の予防には、生野菜よりも有効」という内容が書かれていました。
活性酸素は、私たちが生きている限り、体内で発生する有害物で、がんをはじめとするさまざまな病気や老化を進める主因となります。

前田先生のご著書では、その活性酸素から身を守る方法として、野菜スープという身近なものを勧めていたのです。
しかも、その裏付けとなる実験結果などの科学的根拠がしっかり記載されていました。

私は「すばらしい本だ」と感激し、以後、講演会など、いろいろな機会にこの本を勧めるようになりました。
同時に、自分でも野菜スープをとりはじめたのです。

「自分にとって食べやすく、しかもおいしい方法でないと続かない」と思ったので、私は知恵を絞り、「鍋物」として野菜スープをとることにしました。
私は鍋物が大好きで、当時も今もよく食べます。

鍋物にハクサイ、ダイコン、ニンジンなどの野菜をたっぷり入れて煮込み、汁ごととれば、すなわち野菜スープになります。
そこで、週のうち5日くらいは鍋物を食べるようにしました。

しょうゆやみそで味つけすると塩分をとり過ぎるので、味はつけずに水炊きにします。
私も妻も、ふだんから塩分は極力とらないようにしていて薄味に慣れているので、そのままでもじゅうぶんおいしく食べられます。

こうして夕食で、汁ごと3分の2ほどを食べ、残りの3分の1は翌朝食べるようにしました。

野菜スープで白内障が消えた?

そんなふうに野菜スープをとっていたところ、2004年になって、野菜スープにまつわる耳寄りな情報を知りました。
この年、福岡で開かれた日本癌学会の懇親会に出席したところ、たまたま同じテーブルにおられた九州大学名誉教授の倉恒匡徳先生が、「前田教授の勧めにしたがって野菜スープを飲んでいたら、白内障が改善しましたよ」とおっしゃったのです。

我が身を振り返ると、その10年ほど前、私も人間ドックで白内障を指摘されていました。
しかし、日常生活に支障がないので、そのまま放置していたのです。

通常、何の対策もしないで10年もたてば、白内障が進んで徐々に視界がかすんでくるものです。
ところが、まったくその気配はありません。

私は、白内障と診断されたあとに、前田先生の本を読み、鍋物スタイルで野菜スープをとり始めたので、「倉恒先生と同じように、自分の白内障も消えてしまったのではないか」と考えました。
少なくとも進行していないのは野菜スープのおかげだと思い、ますます熱心に野菜スープを飲むようになりました。

鍋物スタイルは続けつつ、それと別に、朝も野菜スープを飲むようになったのです。

スープのだしも手作り

野菜スープはいつも妻が作ってくれるのですが、上の写真はその一例です。
作り方は以下の通りです。

我が家では、だしも手作りです。

●だしの作り方
1リットルほどの水に、5cm角のコンブ2枚、干しシイタケ2枚、頭と腹を除いた煮干し5~6尾を入れて一晩おく(このだしはスープを作るときに使う)。

●野菜スープ(鍋)の作り方
①朝、500mlほどのだしと、コンブなどのだし殻も一緒に鍋に入れる。

②ダイコン、ニンジン、タマネギ、サニーレタス、ネギ、チンゲンサイ、ダイコン葉などを入れてじっくり煮る。
材料は日によって違うが5種類ほどの野菜をたっぷり入れる。

厚揚げなどを加えることもある。
10分ほどかけて煮る。
煮るというより煎じる感じ。

③小鉢に取り分け、そのまま味つけしないで食べる。
コンブなどの塩分があり、野菜のうま味もたっぷり出ているので、調味料を加えなくても、そのままおいしく食べられます。

味が薄いと感じる人は、ごく少量のしょうゆを垂らしてもいいでしょう。
我が家には、塩分のとりすぎを避けるため、昔からみそは置かず、みそ汁も飲む習慣がありません。

この野菜スープを、朝のみそ汁代わりに飲んでいます。

シンプルでおいしいから続けられる

この野菜スープをとり始めてしばらくたったころ、妻が私の顔をまじまじと見て、こう言いました。
「あなた、シミが薄くなったわねえ」私は現在79歳で、10年ほど前から老人斑と呼ばれるシミが増えていました。

ところが、野菜スープを飲むうちに、そのシミが非常に薄くなっていたのです。
鏡を見ると、自分でも薄くなったのがはっきりわかります。

男性でも、シミが薄くなるのはやはりうれしいものです。
白内障の症状も、引き続き出ておらず、視界はクリアそのものです。

そればかりか、老眼も進んでおらず、裸眼で不自由なく新聞を読めます。
おまけに歯は1本も抜けてなく、すべて自分の歯です。

一緒に野菜スープを飲んでいる1歳年下の妻も同様で、白内障も老眼もなく、親知らず以外の歯は全部残っています。
毎年の健康診断では、医師から、「このお年にしては驚くほど異常なしですねえ」と、ちょっと悔しそうに言われます。

私は医療機関とは無縁です。
妻は軽度の生活習慣病があり、ときどき通院していますが、それでも年齢の割には元気なほうだと思います。

これは野菜スープのおかげが大きいと考えています。
もちろん、健康維持には食事だけではダメで、夫婦で1日8000歩を目安に歩くとともに、太極拳も行っています。

「良薬口に苦し」と言いますが、野菜スープはおいしくなければ続きません。
それも、1回や2回おいしいのではダメで、毎日おいしく食べられることがたいせつです。

じっくり煮込んだ野菜スープは、シンプルですが、ほんとうにおいしく、無理なく続けられます。

富永祐民先生の野菜スープの作り方

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
炭酸水で血流がアップするのなら、炭酸水で洗顔すれば、美肌づくりに役立つのでは。さらにその炭酸水を安く手作りできたなら、毎日気軽に使えてより美容効果が上がるはず、と考えました。重曹もクエン酸も食品添加物として使われるほど安全な成分でスーパーなどで安価に購入できます。【解説】寺井美佐栄(シロノクリニック池袋院院長)
更新: 2019-09-10 22:10:00
日焼けはともかく、紫外線のダメージでシミやシワだらけの顔では、美容の仕事をするうえで説得力がなくなってしまいます。そこで、サーフィンを楽しむときに、レモンでビタミンCを補給していました。ビタミンCはとても抗酸化力が高いので、おかげでシミやシワに悩まされずに済んだのです。【体験談】竹脇友加(PRコーディネーター・46歳)
更新: 2019-09-10 22:10:00
足指が動くようになると、血流がよくなり、全身の冷えが改善します。体温が上がると代謝がアップして脂肪を燃焼する効果が高まり、太りにくくなります。いわゆる「ヤセ体質」になるというわけです。血流がよくなれば、むくみも解消し、肌のくすみ、シミ、シワなどの改善が期待できます。【解説】寺井美佐栄(シロノクリニック池袋院院長)
更新: 2019-09-10 22:10:00
「セルフ経絡ヘッドケア」は、マッサージではなく、頭皮を引っ張って伸ばす、いわば頭皮ストレッチです。皮膚と筋肉は、短い時間ですが、刺激や動きを記憶します。毎日、ていねいに引き上げると、記憶の時間が長くなり、リフトアップした状態を維持できるようになります。【解説】谷口光利(日本ボディーケア学院学院長)
更新: 2019-09-10 22:10:00
ブロッコリーは、野菜の中でも栄養が飛び抜けて豊富で、多くの健康効果や美容、ダイエットにも効果を期待できる、まさに「野菜の王様」です。体にいい成分の宝庫であるブロッコリーを、積極的に食生活に取り入れない理由はありません。【解説】木村至信(秋山眼科医院耳鼻咽喉科部長、木村至信BANDリーダー)
更新: 2019-09-10 22:10:00
私は鍼灸師で、日本で一般的に行われている鍼灸治療のほか、「手指鍼」を取り入れた治療を行っています。手指鍼はその名のとおり、手や指にあるツボを鍼などで刺激して、病気や不調を改善する治療法です。【解説】松岡佳余子(アジアンハンドセラピー協会理事・鍼灸師)
更新: 2020-04-27 10:34:12
腱鞘炎やバネ指は、手を使うことが多いかたなら、だれもが起こす可能性のある指の障害です。バネ指というのは、わかりやすくいえば、腱鞘炎がひどくなったものです。腱鞘炎も、バネ指も、主な原因は指の使いすぎです。痛みやしびれを改善する一つの方法として、「手首押し」をご紹介します。【解説】田村周(山口嘉川クリニック院長)
更新: 2020-03-23 10:16:45
筋肉がこわばると、体を支えている骨格のバランスがくずれて、ぎっくり腰を起こしやすくなります。ぎっくり腰に即効性があるのが、手の甲にある「腰腿点」(ようたいてん)という反射区を利用した「指組み」治療です。この「指組み」のやり方をご紹介します。【解説】内田輝和(鍼メディカルうちだ院長・倉敷芸術科学大学生命科学部教授)
更新: 2020-03-02 10:09:34
慢性的な首のこり、こわばり、痛みといった首の不調を感じたら、早めに、まずは自分でできる首のケアを行うことが大切です。【解説】勝野浩(ヒロ整形クリニック院長)
更新: 2020-02-25 10:06:07
首がこったとき、こっている部位をもんだり押したりしていませんか? 実は、そうするとかえってこりや痛みを悪化させてしまうことがあります。首は前後左右に倒したりひねったりできる、よく動く部位です。そして、よく動くからこそ、こりや痛みといったトラブルを招きやすいのです。【解説】浜田貫太郎(浜田整体院長)
更新: 2020-02-17 10:18:14

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt
get_app
ダウンロードする
キャンセル