MENU
かかと重心を治してひざの痛みを和らげる【足裏10円玉療法】のやり方

かかと重心を治してひざの痛みを和らげる【足裏10円玉療法】のやり方

「足裏10円玉療法」は、左右の足の親指と人さし指の付け根の間と、薬指と小指の付け根の間に、10円玉を貼る健康法です。10円玉を足の裏に貼ると、普通に歩くよりも着地時の衝撃が大きくなるうえ、ひざや腰に負担をかけない正しい姿勢で歩けるようになるので、ひざ痛の改善に有効なのです。【解説】芦原紀昭(内科医・整形外科医)

微弱電流が発生し生命力アップ

「足裏10円玉療法」は、左右の足の親指と人さし指の付け根の間と、薬指と小指の付け根の間に、10円玉を貼る健康法です(やり方は下記画像参照)。
簡単ですが、体の痛みや不調の改善に著しい効果があります。

足の裏に10円玉を貼って得られる効果は、2つです。
まず1つ目は、10円玉が発する微弱電流による刺激効果です。

10円玉は銅貨なので、そこから微弱電流が発生します。
足の裏には全身に対応する多くのツボがあり、脾経、肝経、膀胱経、腎経という経絡(一種の生命エネルギーである気の通り道)が走っています。

10円玉が発する微弱電流により、これらの経絡が刺激されると、気の流れがよくなります。
これが、体調全般が整うメカニズムです。

脾経は膵臓の働きや消化吸収に深く関係しており、肝経は血をきれいにする肝臓の働きに関係する経絡です。
膀胱経は膀胱の働きを調節するほか、全身の機能をコントロールする自律神経にも深い関わりがあります。

腎経は、成長や発育、生殖を司り、私たちの生命力に深く関係する経絡です。
これらの経絡が刺激されると、まず、体のだるさが解消したり、うつや不眠が改善したりといった変化が現れます。

そして、全身のさまざまな悩みが改善するのを実感できます。

ひざ軟骨の再生が促進される

足の裏に10円玉を貼る効果の2つ目は、立ったり歩いたりしたときに、10円玉の物理的な刺激が生まれる点です。
この刺激によって、足の指をしっかりと踏み出して歩けるようになると、腰痛やひざ痛の予防・改善にもつながります。

一般に、体が弱い人や高齢者などは、足の指が弱々しく、足の指先でしっかり踏み出して歩くことができていません。
その結果、かかとに体重がかかり、歩幅も小さくなり、ヨボヨボとした歩き方になるのです。

かかと重心になると、ネコ背になりやすく、それによって腰痛が引き起こされることもあります。
ところが、10円玉を足先にテーピングすると、しっかりと足を踏み出せるようになります。

立つ姿勢や歩き方が自然と改善され、足の指を使って力強く、若々しく歩けるようになります。
きちんと歩けるようになると、うつなどの心の不調が緩和したり、記憶力がアップし、認知症を防いだりすることにもなります。

10円玉を足の裏に貼って歩く習慣を根気よく続けていると、ガンコなひざ痛も改善します。
これは、足を踏み出した際に地面から足に伝わる衝撃によって、ひざ関節の内圧が高まるためだと考えられます。

最近の研究によると、ひざ関節の内圧が高まると、すり減った軟骨の再生が促進されるそうです。
10円玉を足の裏に貼ると、普通に歩くよりも着地時の衝撃が大きくなるうえ、ひざや腰に負担をかけない正しい姿勢で歩けるようになるので、ひざ痛の改善に有効なのです。

便秘・生理痛・足の悪臭など女性の悩みも一掃

女性にうれしい効果もたくさんあります。
全身が温まるので、冷え症の改善が期待できるほか、全身の血流がよくなって肌もきれいになります。

骨盤内の臓器の働きがよくなり、生理痛や生理不順など婦人科系の不調や、便秘なども改善します。
正しい姿勢で力強く歩けるようになるので、ダイエット効果も得られます。

さらに、10円玉は銅製のため、消臭作用や抗菌作用があります。
水虫や足のにおいが気になる人にもお勧めです。

冬場ブーツを履く女性にとっては、足のムレやにおいを防いでくれるでしょう。
私自身は、この健康法を実践して、鼻水や目のかゆみなど花粉症の症状がほとんど出なくなりました。

足の指にある目や鼻のツボが刺激されたためだと考えています。
なお10円玉は、1日じゅう貼ったままでかまいません。

1日1回、入浴の前後で貼り替えてください。
肌が弱く、かぶれが心配な人は、靴下をはいた上から10円玉を貼りつけてもいいでしょう。

解説者のプロフィール

蘆原紀昭(あしはら・としあき)
1948年、香川県生まれ。
群馬大学医学部卒業。同大学附属病院麻酔科、日本海汽船船医(イラン・クウェート・イラク・サウジアラビア・ドバイ・インドなどに赴き、現地医療を視察)、愛媛大学医学部第三内科、済生会西条病院内科医長、恒進會病院院長などを歴任。
現在は加圧治療院を開業し、加圧テープ健康法を実践する傍ら、超加圧整体学院で後進の育成に務める。
最新刊は『芦原流 超加圧テープ健康法』(文芸社)。

●加圧治療院
大阪市浪速区元町2丁目4-24田場ビル1階
TEL 06-6636-0222
http://kaatsutape.jp/


※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
「腰が重くてイスから立ち上がるのがつらい」「ひざが痛くて長距離を歩けない」「足先がよくしびれる」といった症状にお困りのかたはいませんか。あなたのその痛みやしびれの原因は、「足の裏」にあるのかもしれません。【解説】根津憲継(BiNIリハビリセンター横浜・理学療法士)
更新: 2019-09-10 22:10:00
私にはひざ痛の持病があり、7年前から、田園調布長田整形外科でひざと腰のリハビリを続けています。2年前からは、リハビリの中で教えてもらった、指ヨガもしています。【体験談】速水道子(仮名・82歳・主婦)
更新: 2019-09-10 22:10:00
腰痛やひざ痛に悩む女性の足の裏は、土踏まずがしっかり形成されていない「偏平足」の人が多いのです。土踏まずのない偏平足では、クッションもバネも働きません。足の裏から足首、ひざ、股関節にかけて大きな加重ストレスがかかるので、関節が故障しやすくなるのです。【解説】松山幸弘(浜松医科大学医学部附属病院病院長・浜松医科大学教授)
更新: 2019-09-10 22:10:00
ふくらはぎは、冷えに対して鈍感な部位です。試しに、氷を太ももとふくらはぎに当ててみてください。ほとんどの人が悲鳴を上げますが、ふくらはぎは意外と平気です。10秒くらいなら、我慢できるのではないでしょうか。【解説】関博和(せき接骨院院長)
更新: 2019-09-10 22:10:00
「いい大人が、子どものように大きな声で笑って……変だわ」これが、「笑いヨガ」の第一印象でした。2012年のある日、私は友人に誘われて、笑いヨガの体験会に参加したのです。正直にいうと、そのときは心の底から笑うことができず、今後も続けたいという気持ちにもなりませんでした。【体験談】中田智子(東京都・68歳・主婦)
更新: 2019-09-10 22:10:00
私は鍼灸師で、日本で一般的に行われている鍼灸治療のほか、「手指鍼」を取り入れた治療を行っています。手指鍼はその名のとおり、手や指にあるツボを鍼などで刺激して、病気や不調を改善する治療法です。【解説】松岡佳余子(アジアンハンドセラピー協会理事・鍼灸師)
更新: 2020-04-27 10:34:12
腱鞘炎やバネ指は、手を使うことが多いかたなら、だれもが起こす可能性のある指の障害です。バネ指というのは、わかりやすくいえば、腱鞘炎がひどくなったものです。腱鞘炎も、バネ指も、主な原因は指の使いすぎです。痛みやしびれを改善する一つの方法として、「手首押し」をご紹介します。【解説】田村周(山口嘉川クリニック院長)
更新: 2020-03-23 10:16:45
筋肉がこわばると、体を支えている骨格のバランスがくずれて、ぎっくり腰を起こしやすくなります。ぎっくり腰に即効性があるのが、手の甲にある「腰腿点」(ようたいてん)という反射区を利用した「指組み」治療です。この「指組み」のやり方をご紹介します。【解説】内田輝和(鍼メディカルうちだ院長・倉敷芸術科学大学生命科学部教授)
更新: 2020-03-02 10:09:34
慢性的な首のこり、こわばり、痛みといった首の不調を感じたら、早めに、まずは自分でできる首のケアを行うことが大切です。【解説】勝野浩(ヒロ整形クリニック院長)
更新: 2020-02-25 10:06:07
首がこったとき、こっている部位をもんだり押したりしていませんか? 実は、そうするとかえってこりや痛みを悪化させてしまうことがあります。首は前後左右に倒したりひねったりできる、よく動く部位です。そして、よく動くからこそ、こりや痛みといったトラブルを招きやすいのです。【解説】浜田貫太郎(浜田整体院長)
更新: 2020-02-17 10:18:14

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt
get_app
ダウンロードする
キャンセル