表情グセを正して、使っている筋肉と使っていない筋肉の差をなくし、シワやたるみを解消するのが顔ヨガです。
顔ヨガは、一つのポーズが10秒間程度です。
たった10秒でも、鏡を見て筋肉を意識して使うことが重要です。
こうやって顔の動かし方を筋肉に記憶させるのです。
たるみを取り除く外科的な手術もありますが、顔の動かし方が変わらなければ、また同じところにたるみが出てきます。
しかし、顔ヨガをくり返し行うと、表情筋が鍛えられるため、いつまでも若々しい顔を維持することができますし、表情も豊かになります。
「顔ヨガ」のやり方
Lesson1:こめかみストレッチ

Lesson2:ひょっとこ口

Lesson3:おだんごロック

Lesson4:おでこロック

顔ヨガの効果
顔ヨガの効果についてご説明します。
・こめかみストレッチの効果
側頭筋を引き上げ、誰もが気にするほうれい線を薄くし、下がった目じりを引き上げる顔ヨガです。
顔をかたむけたときに、首すじが伸びるので、顔や頭への血行もよくなり、肌のくすみやむくみも解消します。
・ひょっとこ口の効果
キュッと引き締まった口元は、若々しい印象を与えます。
顔の筋肉のほぼ70%が口の筋肉とつながっているので、老け顔を一掃するには、口の筋肉を効率的に鍛えるのが近道です。
あごの引き締めや、くちびるのシワ取りにも有効です。
・おだんごロックの効果
加齢とともに、最も動かしにくくなるのが、ほおです。
ほおに膨らみがなくなると、のっぺりしたデカ顔になってしまいます。
やせたほおは老けた印象を与えますが、これを解消するのがおだんごロックです。
ほおに、「お肉の位置はここ!」と覚えさせるかのように、手を添えましょう。
また、ほおを上げると、脳は「楽しい」と認識して、気分も上がってきます。
顔ヨガの教室はいつも笑いが絶えません。
それは、脳が喜んでいるからかもしれませんね。
余談ですが、顔ヨガは脳に近い筋肉を動かすので、認知症予防にも有効だと、医学博士の先生からお墨付きをいただいています。
・おでこロックの効果
おでこに横ジワが刻まれている人は、目を開くときに、おでこの筋肉を使っています。
そこで、両手でおでことまゆを押さえて動かないようにして、目の筋肉でまぶたを動かすのがおでこロックです。
まぶたが鍛えられるので、下がりまぶたが解消し、目が大きくなります。
おでこを上げる表情グセが解消すれば、横ジワも薄くなります。
早ければ1~2週間で変わり始めます。
ぜひ、鏡を見ながら楽しく行ってください。
解説者のプロフィール

間々田佳子
顔アスリート。
小顔・若顔・しあわせ顔スペシャリスト顔ヨガ講師。
タンゴダンサーでありタンゴの講師も務める。
体内年齢は20代をキープしているが、30代後半に顔だけ衰えてきたことに気付き、「顔も体と同じように鍛えられるはず!」と思い当たり、2010年、顔ヨガ講師資格取得。
顔だけでなく脳も活性化する「脳活顔ヨガ」など、新しい顔ヨガメソッドを開発・発表している。
●間々田佳子ウェブサイト
http://w-tango.com/