ノーベル賞学者が提唱した新しい世界観に基づく!

周囲に対する気持ちを変えるだけで、どんな状況も最適な状況に変わる――これは、物理学をヒントに見い出した、厳然たる事実です。
「素粒子」という言葉を聞いたことはありませんか。
これは物質を構成する最小単位です。
私たちの体を含めたあらゆる物質は素粒子で構成され、素粒子によって空間は連続的に広がっているというのが、従来の物理学の考えでした。
これに異を唱えたのが、ノーベル賞学者の湯川秀樹博士です。
博士は、素粒子が「素領域」という泡のような入れ物の中に入っていることを、理論的に提唱しました。
泡の配置は不連続で、少し配置が変わるだけで、泡と泡の間を素粒子が行き交う際のエネルギーの伝わり方が変化します。
ところで、素粒子は物理的な力(重力や電磁力など)によって、素領域から別の素領域へと遷移します。
では素領域は何によって動いているかというと、実は「愛」や「情」ではないかと考えるのが、素領域理論のポイントです。
そして、愛や情が作用するということは、素領域1つひとつには「霊」的要素があり、素領域の全集合は「神」といえるのではないか。
素領域どうしの関連性は「神意」によるものといえるのではないか――というのが、素領域理論による、この世界の捉え方です。
素領域に愛を送ると、神意によって、素領域の配置が最適化します。
それによって、運命も、人間関係も、人生すべてが一変するのです。
「意識が、量子(※量子:素粒子が「物質」の最小単位であるのに対し、量子は「物質とエネルギーの性質を併せ持ったもの」の状態を表す際の最小単位)や素粒子に影響を与える」ことは、今や世界じゅうのさまざまな実験で証明されています。
素領域理論も、愛・霊・神といった存在を受け入れ、愛が世界の在り方を変えるということを納得する際に、有効な理論の1つです。
不思議な経緯でスペイン人神父から授かった

素領域の配置を最適化すれば、人生も最適化します。
そのために私たちにできることは、素領域の全集合、すなわち世界のすべての存在に、「愛の気」(私は愛魂と呼んでいます)を送ること――ただそれだけです。
愛魂を送る生き方を実践するためのコツ、「愛の気功」を、私は多くのかたにお伝えしています。
自分のみならず、自分を取り巻くあらゆる人に幸運をもたらす秘術です。
活人気功は、「隠遁者様」と呼ばれるスペイン人のエスタニスラウ神父に伝授されたものです。
隠遁とは、人里離れた質素な場所で、ただ祈りを捧げながら暮らすことです。
神父について、私は当初、広島県某所の山奥にいるとしか知りませんでした。
なのに、ある冬の日、「神父にとにかく会いたい」と思い立ち、目的地も定まらぬまま岡山の自宅を出発。
そして、山のかなたに差し込む一条の光を車で追っていたら、神父と邂逅できたのです。
神父は、私の訪問をすでに知っていたそうで、温かな愛で包んでくださいました。
神父とは、数年後に再びお会いしましたが、不思議なことに、2度の訪問で神父と何をお話ししたか、しばらくは全然思い出せませんでした。
しかし、それから何年もたった2011年、私は突然、神父に教わった愛の気功の知恵を思い出たのです。
きっと、神父の教えを活かすべきときが来たのでしょう。
私はその春、愛魂を教える道場を作りました。
ドイツのプロサッカーでハットトリックも達成
愛魂を送っていると、幸運としかいえない現象が次々と起き、愛魂はますます高まります。
先日はこんなことがありました。
サッカーのドイツリーグで活躍中の北野司選手が帰国中に、私を訪ねていきなり「ありがとうございました!」と頭を下げるのです。
何のことか聞くと、愛魂のおかげでハットトリックを達成したといいます。
愛魂以外のことは何も考えずにプレーしたら、足下に突然ボールが現れ、それをゴールに蹴りこんだ。
そんな瞬間が3度も起きたそうです。
「神様がボールをぽんと置いてくれたようでした」と、満面の笑みで話してくれました。
疑問や疑念もあるでしょう。
それでも、すべてを神に託し、素領域に愛をただ送り続けてください。
すべてが幸運な方向に進みゆくはずです。

解説者のプロフィール
保江邦夫
1951年、岡山県生まれ。74年、東北大学理学部卒業。76年、京都大学大学院理学研究科博士課程後期課程中退。78年、名古屋大学大学院理学研究科博士課程後期課程修了。スイス・ジュネーブ大学理論物理学科講師、東芝総合研究所研究員を経て、現職。大東流合気武術佐川幸義宗範門人。『ありのままで生きる』(マキノ出版・共著)、『人を見たら神様と思え—「キリスト活人術」の教え』(風雲舎)、『ついに、愛の宇宙方程式が解けました』(徳間書店)など著書多数。