【肌荒れ】早く治す手作り化粧水 砂糖水とオリーブオイル
砂糖は保湿性があるので、水に溶かしてマッサージを行うと、傷を治し、水分や皮脂の流れもよくなるでしょう。砂糖自体も角質層に浸透するので、保湿効果が期待できます。老人性皮膚掻痒症にも、オリーブオイルに粉末状にした砂糖と水を混ぜて患部に塗れば効果が期待できます。【解説】田村稲生(漢方の厚養堂薬局薬剤師・産業カウンセラー)
栄養と潤いを与える砂糖の働き
昔から、砂糖は保存食に使われてきて、細菌の増殖を防ぐ作用は広く知られているところです。
漢方では、砂糖には「補血」作用といって、体の各組織に栄養と潤いを補う働きがあるとされています。
そして、傷の治りを促し(肉芽増殖作用)、さらにうっ血を取り除くので、古くから傷口の治療によく使われました。
最近では、砂糖を使ったスクラブが人気とのことですが、「スクラブ」と言うと皮膚を削るみたいなイメージがあり、皮膚にとってあまりいいことではないと思います。
皮膚の表面にある角質層を削ると、「すぐに修復しよう」と細胞分裂が旺盛になり、粗悪な細胞がやたらと作られて、肌荒れやシミの原因になることがあるからです。
ただ、砂糖の粒子は細かく、角質層を削る効果はあまりないと思いますので、マッサージを行うぶんには問題ないでしょう。
肌荒れ改善効果
角質層に浸透し保湿効果を発揮
角質層の保湿という点では、砂糖に水を加えてマッサージするのは有効だと思います。
角質層は乾燥すると、乾いた田んぼのようにひび割れて、水分や皮脂がせき止められて行き届かず、荒れた状態になります。
砂糖は保湿性があるので、水に溶かしてマッサージを行うと、傷を治し、水分や皮脂の流れもよくなるでしょう。
砂糖自体も角質層に浸透するので、保湿効果がかなり期待できると思います。
老人性皮膚掻痒症(乾燥してかゆみが出る皮膚病)にも、オリーブオイルに細かく粉末にした砂糖と水を混ぜて患部などに塗れば、かなり抑えられます。
砂糖の過剰摂取は、あまりよくないというのが通説ですが、外用の場合、それほど気にしなくてもいいでしょう。
砂糖を皮膚につけるだけなら、トラブルが起こる心配はほとんどありません。
ただ、砂糖となにか別のものを混ぜる場合は、パッチテストを行ったほうがいいでしょう。
砂糖の外用を避けたほうがいいのは、白癬菌が原因の水虫やインキンタムシなどです。
こういうカビの症状は、湿気と熱と栄養で悪化しやすいからです。
専用の薬を使いましょう。
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