腰痛改善の近道は「浮き指」を治すこと!足指の力を鍛える「足づかみ体操」のやり方
足の裏には二つのアーチがあります。アーチをしっかり作って浮き指を直し、手の指と同じように、親指から小指にいたるまで5本の指をよく動かすことで、足指の機能を取り戻すことができます。「足づかみ体操」をやることで何をやっても治らなかった腰痛が解消したという人が少なくありません。【解説】倉幹男(みき接骨院院長)
「足づかみ体操」で浮き指を改善すると腰痛が解消する
足の裏には、土踏まずを中心とした縦のアーチと、親指と小指を結ぶ横のアーチがあります。
この二つのアーチをしっかり作って浮き指を直し、手の指と同じように、親指から小指にいたるまで5本の指をよく動かすことで、足指の機能を取り戻すことができます。
これを実行するようにした患者さんの中には、浮き指が改善し、何をやっても治らなかった腰痛が解消したという人が少なくありません。
足づかみは、1日に最低1回は行うことをお勧めします。
テレビを見ながらでも、入浴中でもできるので、足づかみでできるだけ頻繁に足指を動かし、本来足が持っている力を取り戻してください。
実は、私自身も、足づかみを行うことで、慢性の腰痛が解消できた一人です。
私は小学校からサッカーをしていましたが、高校のときに腰痛を患い、大学生のときには椎間板ヘルニアの手術を受けました。
しかし、ヘルニアの手術後も腰の調子はよくならず、整形外科や接骨院で骨盤や背骨の調整をしてもらっても、痛みは一時的にしか解消しませんでした。
治療家になり、やはり同じ悩みを抱える患者さんに出会うたびに、なぜ治らないのかを研究し続けました。
そして、10年ほど前に足指の重要性に気づき、足づかみ体操を考案するにいたったのです。
これを自ら実行しているうちに、腰痛や座骨神経痛はまったく再発しなくなりました。
足指を鍛えることは、健康へのいちばんの近道だと確信しています。
皆さんも、足づかみ体操で、腰痛や座骨神経痛の悩みをぜひ解消してください。
足づかみ体操のやり方
グーを教える体操
横アーチを教える体操
パーを教える体操
解説者のプロフィール
倉幹男(くら・みきお)
みき接骨院院長。
1974年、愛知県出身。
1997年、愛知教育大学卒業。
2000年、米田柔整専門学校卒業。
柔道整復師。
背骨と骨盤の矯正法・連動操体法・古武術・バランストレーニングを取り入れた施術を行う、みき接骨院を開院。
姿勢の改善と足指の強化を両輪に、治療を行っている。
「足で健康をわしづかみにする」という意味を込めた、「あしづかみセラピー」を考案。
日本あしづかみ協会を立ち上げ、小学校やPTA、スポーツ団体などへの啓蒙活動を積極的に行っている。
●みき接骨院
名古屋市緑区池上台2-28ライオンビル1F
TEL 052-893-0773
http://www.miki-bs.com/
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