体験者のプロフィール

千歳佳代子
La vita Japan代表。
高校教諭などを経て、プロの社交ダンサーに転身。
その後、ダンサー向けのヘアメイク技術を習得し、国内外のプロダンサーのヘアメイクを担当。
一方で、ダンサーに特化したヘアメイク技術を指導するスクールを開校し、ダンス専門誌で、その技術を公開している。
HPは「ラビータジャパン」で検索。
●ラビータジャパン
http://lavitaj.com/index.html
バナナの皮で顔をこする女優に仰天!
私はヘアメイクアーティストという仕事柄、美容法については敏感です。興味を引く話題があれば、自分でもすぐに試します。そんな私の最近のヒットが、バナナの皮を使ったマッサージです。
きっかけは、友人であるイタリア人との会話でした。
2014年の初めに、イタリアの某有名女優が、ある映画撮影のために来日しました。彼女の実年齢は60代なのですが、どう見ても40代としか思えないほど、若々しく美しい女優です。
友人は仕事で、その映画のロケに同行する機会を得たのですが、ある日、驚くべき光景を目にしました。
ホテルでの朝食時のこと。その女優さんは、バナナを口にしたそうです。そこまでは普通なのですが、彼女は食べたあと、おもむろにバナナの皮の裏側(白い部分)で、顔や首すじ、胸もとの辺りをこすり始めたというのです。
注意して見ていたところ、女優さんは毎朝そうして、人目もはばからずにバナナの皮でマッサージしていました。これこそが、彼女の衰えない美の秘訣ではないか、というのが友人の話でした。
私は朝、野菜や果物でスムージーを作って飲むのを、習慣にしています。これにいつもバナナを入れるので、友人の話を聞いてからは、皮を捨てずに、マッサージに使うようにしました(やり方は下記参照)。
そうして続けていたところ、肌の乾燥が改善され、肌がとてもしっとりとしてきたのです。
バナナの皮こすりのやり方

即効性がすばらしいスペシャルケア!
バナナの皮の美容効果に驚いた私は、早速この方法を、動画サイトの『You Tube』に載せました。「イタリア人有名女優美容法」で検索してみてください。私自身がバナナの皮で顔をマッサージしながら、やり方を紹介しています。
すると、友人や生徒さんをはじめ、美容に興味を持つ女性から、予想以上に大きな反響がありました。
そして、このマッサージを試した多くの人が、「肌のカサつきがなくなった」「肌にツヤが出てきた」「毛穴が小さくなった」「シミやシワが薄くなった」「ニキビが消えた」といった声を寄せてくれたのです。
もし時間があれば、手の甲やひじをこするのもお勧めです。乾燥しやすい季節には、手のひび割れも防げて、重宝します。
もちろん、体質によって、肌に合う合わないはあるでしょうが、私の周りでは今のところ、肌トラブルが起こった人は1人もいません。
このバナナの皮こすりは、毎日行う必要はないでしょう。私は今は、特に肌の乾燥を感じるときや、化粧のりが悪いときにスペシャルケアとして実践しています。バナナの皮で肌をこすると、たちまち潤いが戻るのです。その即効性はすばらしく、とても助かっています。
また、バナナは値段が手ごろですし、皮は本来捨てるところなので、お金がかからないのも魅力です。これほどの美容効果があるバナナの皮を、ただゴミにしてしまうのは、もったいないと思います。
バナナは、ある程度熟している物のほうが、肌滑りがよいようです。おいしく食べたあとに、皆さんもぜひ、バナナの皮こすりをお試しください
※バナナの皮こすりは、最初に必ず、腕の内側など肌のやわらかい部分で試してから
行います。赤みやかゆみなどの異常が現れたら、直ちに中止してください。
豊富なビタミンB群が肌の保湿に有効(里見英子クリニック院長・里見英子)
バナナの皮は滑らかで摩擦が少なく、肌を傷つける心配もないので、エコで安全な美容法といえます。
バナナには、健康な皮膚を作るのに必要なビタミンB群が豊富に含まれているので、肌の保湿に有効です。乾燥ジワに対して効果があるのは、このためでしょう。
また、パパイヤなどと同様に、バナナにも殺菌作用がある可能性があるため、ニキビの改善などは、そうした作用によるものと考えられます。
ただ、肌に合わない人もいるので、初めて行う際は必ずパッチテストを行ってください。