脊柱管狭窄症に「寝ながら体操」が効く ゆがみを正し痛みやしびれを改善
「寝ながら体操」は、全身を整えて痛みや不調を取り除くという、操体法の理論を取り入れています。気持ちいい方向へ体を動かすことで、ゆがみを正していきます。脊柱管狭窄症だけでなく、腰痛、坐骨神経痛、膝痛、四十肩の予防・改善に効果があります。【解説】西本直(Conditioning Studio 操主宰)
脊柱管狭窄症だけでなく、腰痛、ひざ痛などの予防・改善に効果的です。
また、体が本来の姿に戻るため、ネコ背や悪い姿勢で起こる首痛、頭痛が解消します。
いずれの体操も寝たままできるので、ぜひ、就寝前や起床時の習慣にしてください。
1.手足伸ばし ~コレにも効く!腰痛・座骨神経痛~
背骨と肩甲骨を大きく動かします。
無理せず、痛くない範囲で、手足を気持ちよく伸ばしましょう。
寝ながら体操のポイント
・痛みが出たら動きを止め、痛くない方向、気持ちのいい方向に動く。
・5種類すべて行う必要はない。
「脊柱管狭窄症」以外にも効くので、体調に合わせて、選んで行ってもよい。
・気持ちよければ何度行ってもOK。
2.バンザイ伸ばし ~コレにも効く!肩こり・四十肩・肩甲骨周辺の痛み~
上半身全体を伸ばす体操です。
肩や腕が痛い場合は無理して上げないでください。
伸びるほうの腕を、さらに気持ちよく伸ばすことが重要です。
3.輪っか倒し ~コレにも効く!肩コレにも こり・四十肩・肩甲骨周辺の痛み・首痛・頭痛~
肩と肩甲骨を、伸ばしてほぐす体操です。
動きやすいほうだけを伸ばすことで、動かさないほうのゆがみも整ってきます。
4.腕倒し ~コレにも効く!肩こり・腕の痛み・背中痛・腰痛~
背骨を左右にひねる運動です。
背骨を構成する小さな骨(椎骨)が、一つひとつ動くことを意識して行いましょう。
5.わき締め ~コレにも効く!肩こり・背中痛・ネコ背~
肩甲骨を広げ、肩や背中の筋肉を緩める運動です。
わきをしっかり締めるのがポイント。
解説者のプロフィール
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