1ヵ月でウエスト7cm減ほぼ全員シェイプアップ
「女性らしいしなやかな体を手に入れたい」「ウエストがくびれたメリハリのある体が欲しい」「動ける体になりたい」
そんな人にお勧めしたいのが、「わき腹つかみ」です。
わき腹つかみは、私が腰痛を克服する際に誕生した、とても簡単な体の調整法です。
20代で第2子を出産した直後、私はギックリ腰を起こしました。
その後、激痛が度々現れ、腰に不安を抱えた生活が15年以上も続きました。
この痛みをなんとかしたいと、整体やボディワークを学び、その知識を基に、全身のさまざまな箇所を刺激してみました。
その際、気づいたのが、わき腹のかたさでした。
私が学んだ整体によると、わき腹には胃腸・腎臓の調整点と、腰痛を改善するポイントがあります。
そのわき腹が、つかんでも指が入りにくいほど、かたくなっていたのです。
そこで、あおむけになった状態で、ゆっくり息を吐きながら、わき腹を何度かつかんでみました。
すると、最初はかたかったわき腹が、少しずつ緩んできました。
何か手ごたえをつかんだ私は、このわき腹つかみを毎日実践。
そうしたところ、腰痛が徐々に軽くなるのを実感できました。
それだけではありません。知らぬ間にボディラインがすっかり変わっていたのです。
しなやかで、くびれのある体型になりました
わき腹つかみを始めて1ヵ月で効果の声が

そんなわけで、生徒さんたちに、2017年の4月からわき腹つかみを指導し、自宅でも行ってもらうことにしたのです。
その結果、わき腹つかみを始めて1ヵ月もすると、彼女たちからさまざまな声が届き始めました。
「便秘が解消」「顔や足のむくみが取れた」「ウエストがくびれ背中のぜい肉が落ちた」「ネコ背が改善」「腰・ひざ・股関節の痛みが軽減」「手足を動かしやすくなった」などです。
そして2ヵ月後、ほぼ全員にシェイプアップ効果と体重の減少がありました。
特にウエストのサイズダウンは大きく、わずか1〜2ヵ月で、5〜7cm減という人が続出。体重も3〜6kg減ったのです。
短期間で、これほど変化があったので、生徒の皆さんも驚いていました。
内側から引き締まったしなやかな体になる!
わき腹つかみは、呼吸に合わせてわき腹をつかむという、簡単な体の調整法です。
わき腹は、肋骨の下から骨盤までの間、上半身と下半身の連結部分です。
ふだん動かすことが少ないので、かたくなりやすく、脂肪がたまりやすいところです。
そのままにしていると、体を動かしにくくなり、体のバランスがくずれます。その結果、肥満や、腰痛、ひざ痛などの原因になるのです。
そこで、わき腹をほぐしてやると、姿勢や体のバランスがよくなります。
わき腹の奥(深部)には、大腰筋という、背骨と大腿骨(太ももの骨)をつなぐ筋肉があります。
ここは、姿勢を保つのに重要な筋肉です。
わき腹つかみでこの筋肉をほぐすと、骨盤が正しい位置に戻り、姿勢がよくなるのです。
手足も動かしやすくなります。
実際、わき腹つかみを行う前後で、手や足を上げてみると、行ったあとのほうが、上げやすくなるのがわかると思います。
手足が自在に動かせるようになると、体が正しく使われるようになります。
すると、ふだんどおりの生活をするだけでも、自然に体型が締まってきます。
また、大腰筋などの深部筋が鍛えられるので、表層の筋肉は肥大せず、内側から引き締まったしなやかな体になるのです。
皆さんも、わき腹つかみで、しなやかでくびれのある、女性らしいボディラインを手に入れてください。
解説者のプロフィール

KISAKI
1965年、東京生まれ。自身の病気・ケガの克服や、体に障害のある我が子の運動能力を伸ばすために、30年前からさまざまなトレーニング法を研究。2011年、骨盤底筋を鍛えながら中高年の美と健康を促す「オナゴ!体操」を開発。
私は、若いころから筋肉質のガッチリした体型をしていました。
身長159cmで体重56kg、ウエストは70cmありました。
ところが、わき腹つかみを始めて1年もすると、体重は46kgに、ウエストは57cmまで縮小。
しなやかで、くびれのある体型になりました。
わき腹つかみを続けているおかげで、51歳になる現在も、この体型を維持できています。
20代や30代のころよりも、今のほうがいい体型だ、と夫もほめてくれます。
こうして、わき腹つかみの効果を実感した私は、体操教室の生徒さんたちにも勧めたいと思いました。
生徒さんの多くは、40〜70代の主に主婦層で、体型に悩んでいる人も少なくありません。